第218回 「ギブ」の効用
「ギブアンドテイク」は
同時でなくても構わない!?
週末に福岡市に
遊びに行って来たんですね。
その模様も追って
このブログでご紹介しようと思いますが
職場の仲間にお土産を買って帰りました。
ただ、
お隣の福岡県だし
1カ月に1回は行っているしで
正直、
お土産なんて必要あるのかなと思うのですが
なんだかんだで買って帰るんですよね。
その1番の理由が
他の人がお土産を買って帰るから。
もらってばかりでは
なんだか申し訳ない。
お返しできるときに
きちんとお返ししておかなくてはと
思う自分がいるのです。
これこそ
心理学で言う「返報性の原理」。
このことは以前に
ブログでもお話しました。
「返報性の原則」とは
人から何かをしてもらったら、
お返しをしないと申し訳ないという
感情が働く心理傾向のこと。
たとえば、
人に「笑顔」で話しかけられたら
こちらも「笑顔」で応じたくなるし、
眉間にしわを寄せながら話しかけられたら
こちらも少し警戒してしまいますよね。
つまり、
誰かにお土産を何度かもらったら
自分もいつか「お返し」をしなきゃと
思わせてしまうのが「返報性の法則」。
これを「逆手」に取れば
相手に何かを「差し出す」ことで
こちらの要求を通しやすくなることも。
たとえば
「物産展」で試食を勧められて食べてしまったら、
買ってあげなきゃなんだか悪い気がしてくるのも
この原理を応用していると言えるでしょう。
また、
最近はデジタル技術が発達して
コンテンツの「複製」が簡単になったので
見込み客に
まず「無償」でノウハウを与えて
「リスト」を取得した後に
継続的に
見込み客と接触を続けながら
期待を高め、信用を獲得して
本格的なサービスの契約を結ぶという
ビジネスモデルがネットを中心に花開きました。
このビジネスモデルも
「先に与える」という意味では
「返報性の原則」を活用しています。
ただ、
この原則も注意が必要。
それは
「与える」ものが
ある程度、価値があるものでないと
あまり意味がないということ。
価値があるものじゃないと
相手に「有難がって」もらえないですもんね。
人間関係でも、ビジネスでも
コミュニケーションの大原則である
「返報性の原則」を上手に活用して
相手の行動喚起を行ないたいですね。
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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