第217回 経営戦略はシナジー(相乗効果)ありき!?



先日、契約になったばかりの

私のクライアント様と初面談。



社長が考える

今後の展開を聞いてみると

これから走らせる予定の事業が興味深い。



新しく始めようと

思っているビジネスは2つ。



1つは

昨年に取り組んで

ある程度カタチになったビジネスの

顧客はそのままに「新製品」を開発するビジネス。



もう1つは

今の顧客とは関わりのない

まったく新しい市場に乗り組むビジネス。



さて、

経営者の皆さんなら

どちらのビジネスに

リソース(経営資源)を投入するでしょうか?



聞くまでもないですね。



いまの顧客に

「新しい商品」を売った方が

ビジネスは明らかに成功しやすい。



だって、

新たに顧客を開拓する必要が

「あまり」ありませんもんね。



この考え方を

分かりやすくまとめた学者さんがいます。



「経営戦略の父」と呼ばれる

アメリカの経営学者イゴール・アンゾフは

ビジネスを拡大する際のフレームワークとして

「アンゾフの成長マトリクス」を開発しました。



ヒト・モノ・カネ・情報の

経営資源には限りがあるので

リスクを減らし、相乗効果を得るために

どんな戦略を取るべきかを体系化したもの。

この「成長マトリクス」で考えれば

クライアントさんが取るべき成長戦略は

「製品開発」戦略に分類されるビジネスでしょう。



新しい市場で

顧客を一から開拓するのは

一から起業するのと同じくらい

リスクが大きいので出来れば避けたい。



もちろん確固たる

自信があれば別ですが…。



要するに

ヒト・モノ・カネ・情報などの
経営資源は限られているので

それらがなるべく
相乗効果(シナジー)を発揮できるように
戦略を組んでいくのが大切ということ。



ビジネスの展開を考える際に

常に頭の片隅に置いておきたい考え方ですね。



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日報コンサルタント 伊藤博紀

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