第494回 「先回り思考」と「セット」なもの
12:00なったら
お昼ご飯って誰が決めたん?
こんばんは。
日報コンサルタントの伊藤博紀です。
先日、
仕事をしようと
図書館に行ってみると
中・高の「テスト週間」と
ちょうど重なっていたようで
たくさんの生徒が勉強に来ていました。
懐かしいなぁ、
ぜんぜん勉強しなかった自分と比べて
みんな立派だなぁと思って見ていると、
面白いことに
12時になった途端に
皆ごはんに行くワケですよ。
私もそうだったんでしょうけど
学校生活は時間割が決まっているので
自然と規則正しい生活が身につきますよね。
そう考えると
学校に行くこと自体、
社会人としての土台を作るのに
すごく役立っているんだなと感じます。
ですから
彼らは疑うことなく
12時になったらお昼にするわけですが
その結果、
図書館の休憩コーナーは大混雑。
食事をとる席も、
休憩スペースも足りません。
でも中には
用意周到な子たちもいて
11時くらいからお昼ご飯にして
悠々と休憩時間を楽しんでいる。
このように
「先回り思考」と「先回り行動」で
困難な状況に見事に対処していました。
つまり、
利用者の繁閑を「予想」し、
やるべきアクションを分散処理して
ピークをずらすことで満足度を確保した。
これには
・お昼のピークを予想する
・来る途中にご飯を買っておく
・休憩時間を逆算してお昼を設定する
という
具体的なアクションを
起こしておく必要がありますよね。
ところで、
この出来事には
マネジメントの本質とも言える
要素が詰まっているのではないでしょうか。
ものすごく
簡単に言ってしまえば
1、先を読んで
2、具体的なアクションを計画して
3、実行する
しかし、
たったこれだけのことが
意外と出来なかったりするから不思議。
土台となるのは
やはり「先読み力」でしょうか。
「先読み」ができなければ
具体的な計画も立てられないワケですから。
では
「先読み」できるには
何が必要になってくるのかと言うと
「こうありたい」、
「ああなりたい」という
「理想」や「ビジョン」だったり
するんじゃないかなぁと思うんですね。
だって、
先ほどの中高生も
「混雑に巻き込まれたくない」とか
「もっと時間を有効に使いたい」とか
あるべき理想の姿をイメージしなかったら
「先読み」できなかったと思うんですよね。
要するに
「あるべき姿」と
「先回り思考」「先回り行動」は
常にセットの関係であるということ。
これは
忘れないようにしたい
マネジメントの真実ですね。
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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