第484回 記憶の「初頭効果」。
飲食店のメニューで
お客様に強い印象を持ってもらうには!?
先日、
映画を観に行ったときに
とある洋食レストランに行ったんですね。
そこで
「サラダ」を頼んだんですけど
運ばれてきたのがコレ!
デカい!!
これだけでお腹いっぱいになるわ(笑)
はじめて行った飲食店で
初っ端にコレ持ってこられたら
度肝を抜かれませんか!?
いろいろ
食べ歩きしている
日報コンサルタント 伊藤ですが
これにはビックリしました。
これまで
普通のレストランで
こんな量のサラダが出てきたことを
見たことがほとんど無かったからです。
きっと私は
この出来事を
なかなか忘れないでしょう。
もっと言えば、
最初のインパクトが強くって
その後に
実際に出てきたメニューの
「ハンバーグ」や「生パスタ」も
凄くこだわっているんじゃないか、と
「ひいき目」に見ていた自分がいました。
(確かにインパクトありました)
実際これは
大袈裟な話でも何でもありません。
私たちが持つ
心理的傾向の1つで
「記憶の初頭効果」と呼ばれるもので
簡単に言えば、
「第一印象が大事」という効果のこと。
もう少し詳しく言えば、
最初に示された「特性」が
私たちの記憶・印象に残りやすく、
後の評価に
大きな影響を与える、
心理的な「傾向」のことです。
ポイントは、
最初の「印象」いかんによって
その後の解釈の印象が歪められること。
これって
何気に怖くないですか?
事実を「その通り」に
見られないってことですから。
これは、
「確証バイアス」と呼ばれる
私たちの認知の「歪み」の1つです。
ついでに話すと、
「記憶の初頭効果」だけでなく
これとは反対の、
「記憶の新近効果」というのもあって
【最後】に示された「特性」が
私たちの記憶・印象に残りやすく、
後々の判断に大きな影響を与えるというもの。
つまり、
「終わり良ければすべて良し」です。
この私たちの心理傾向を
どのように活かせばいいのか?
もし
居酒屋のような
「飲食店」であれば
コースの「1品目」に
インパクト・こだわりのある
メニューを提供することで
最初の「良い」印象を
その後に続くメニューに
「かさ増し」することが出来ます。
しかし、
最後まで気は抜けません。
「締め」のデザートで
手を抜いた印象を与えてしまっては
ここまで築いた印象が崩れてしまうかも。
また、
施術系のサービス業でも
「最初」と「最後」に
特別丁寧に気を使うことで
お客様の満足度を高められそうですよね。
このように
ビジネスにも「勘所」があるので
限られたリソースを効果的に使うためにも
しっかり勘所を見極めていきたいですね。
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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