第485回 商品を選ぶ「感情の流れ」を知る。
自分の主観だけで
ビジネスを組み立てていませんか!?
先日、
「タリーズコーヒー」を利用したら
となりが20代の女子2人組でした。
「タリーズコーヒー」山口葵店は
ボックス席のある「マクドナルド」や
ゆったり座れる「スターバックス」と比べて
席の間隔が狭いけれど、
ほとんどの席の卓上や足元に
「コンセント」が設置されているので
パソコンを使って
仕事をするビジネスマンや
レポート作成をする大学生にとっては
とても重宝されているカフェなんです。
そんな風な様子ですから
「タリーズ」山口葵店では
自然と会話が聞こえてきちゃうんですよね~(笑)
そんなタリーズで
彼女たちが何を話していたかと言うと
「晩ごはん」をどこで食べようか?
まぁ、休日の
永遠のテーマですよね(笑)
私のような
40代のオッサンと
まったく違う属性である、若い女性2人組が
どんな風に
店を「ピックアップ」して
どういう基準で「決める」のか?
普段、接点のない
若い世代の女性2人のことが
気になって、気になって
観察せざるを得なかったんです(言い訳)。
気持ち悪いと
思われないように気をつけて
彼女たちの様子をうかがっていると、
どうやら
2人はインスタグラムで
「ハッシュタグ」検索をして
「#山口市ディナー」とか
「#山口市カフェ」だとか
まずは
「インスタ映え」するような
メニューを提供している店を
探しているようでした。
つまり、
「今日はあれが食べたい!」という
そのときの自分の「欲求」ありきではなく、
写真を撮って
「センス」の良さや
「リア充」がアピールできるような
「飲食店選び」をしているということ。
これは要するに、
昔と比べて
「飲食店選び」の動機やプロセスが
少しずつ変わってきているということ。
また、
少し前に次のような
ショッキングな出来事もありました。
同級生との飲み会で
私のクライアント様である
山口市の飲食店の話になって、
「行ったことある!」
「オレも、オレも!」
なんて
嬉しい声が聞けたのですが
「あのスタイル苦手やわ」
「分かる~。俺もだわ。」
なんて
まさかの発言が飛び出て、
お店の名誉のためにも
店舗名を出すのは控えますが
行列が出来ることもある人気店を
そんな風に捉えるんだ!と驚きました。
同い年で
同じところで育って
同じ部活で一緒に汗をかき、
大人になっても交流があるのに
こんなにも
感覚が違うなんて(笑)
お陰で
新しい視点を得ることが出来ました。
ホント、
「好み」なんて人それぞれ。
でも、
だからこそ私たちは
自社のビジネスが
お客様にどのような印象を与え、
どのように選ばれているかを知るべき。
市場やお客様から
「かけ離れた」ビジネスが
上手くいくワケはないからです。
幅広い人をターゲットに
「万人受け」を狙うビジネスも
セグメントを絞った
「事業ドメイン」(事業領域)で
勝負するニッチビジネスの場合でも、
お客様の
商品・サービスの
「選び方」を知らないことには
的確な
セグメンテーションすら
なかなか出来ないワケですから。
相手の「判断基準」、
決定までの「プロセス」を知る。
変化を見逃さないように
つねにチェックしておきたいですね。
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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