第474回 「全体」と「部分」で考える。

あなたの目は、
巨視的、微視的どちらでしょうか?



わりと前ですが

周南市美術博物館で開催されていた



「ミニチュア・ライフ展

  ~田中達也 見立ての世界~」


に行ってきました。



ミニチュアの

人間の視点から見ると



私たちが普段使っている

身の回りの生活用品などが



今までとまったく違った

少しユーモアのある視点で見えてくる

といったような内容の展示でした。

たとえば

デッキブラシを裏返して

ミニチュアの人間を置くと

作物の「収穫」に見えてきたり、



炒飯をフライパンで

炒めている様子を「波」に見立てて

ミニチュアの人間にサーフィンをさせてみたりと

次のは、

アボガドの断面を

海と無人島に見立ててますね

視点が

「ミクロ」になることで

ものごとの様相が「一変」するのです。



これは

私たち人間が持つ、

もっとも基本的なフレームワーク、



「全体」と「部分」

(マクロとミクロ)という

ものの見方そのものですよね。



たとえば、

経済学で言われる

マクロ経済学とミクロ経済学は



マクロ経済学が

「国内総生産」(GDP)や

「物価」や「失業率」といった

国全体の経済を対象にするのに対して



ミクロ経済学は

「消費者」や「企業」といった

経済主体の意思決定を対象とする学問。

カギとなるのは需要と供給のバランスです。



私たちが持つ

「全体」と「詳細」の

フレームワークの大切な点は



どちらが

より重要というものではなく



ある1つの物事を

「全体」の視点と「詳細」の視点の

両方の視点でバランス良く見ることが

何よりも大切なのだということ。



そうしなければ

何かを見落としてしまう

恐れがあるからです。



具体的な

ビジネスの場合でも



いくら優れた

ビジネスモデル(全体)であっても



それを運営する

人間(部分)がいい加減だったら



お客様との

接点となる「現場」では

価値を生みだすことは出来ませんよね。



どれだけ低価格でも

どれだけ高品質でも



接客が悪い、

お店が汚い、

場所が分からない、

といった具体的なマイナス点があれば



どれだけ

全体の価値が高いように見えても

そのビジネスは繁盛しようがありません。



また逆に、

どれだけ現場の

オペレーションが優れていても



商圏内に

ほんの少しでも競争優位な

ライバルがいれば勝ちようがありません。



このように

ビジネスの現場においても



「全体」と「部分」の視点の

両方ともを常に意識することで

状況を正確に把握する助けになります。



あなたは

マクロの視点、見落としていませんか?

ミクロの視点、おざなりになっていませんか?



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日報コンサルタント 伊藤博紀

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