第465回 「発散」→「収束」は黄金ルール。

ただ闇雲に、物事を決めていませんか?



先日、

私のクライアント様である

会社の「会議」に参加したんですね。



その会社は

飲食業を営んでいる会社で

ちょうど「夏のコース」を

考えるタイミングだったので



事前に

考えてくるように

社長を通して伝えてあったんですよ。



しかし

やっぱり出ました、

経営にありがちな3つの罠。



・約束を守らない

・取り組み意識が低い

・意図が伝わっていない



という

組織間に起こる「齟齬」の問題。



これが出てしまうと

せっかく皆のスケジュールを割いて

わざわざ作った時間の生産性が落ちてしまう。



でも、

そんなこと言っても仕方がないので

きちんと意図を伝え直すしかないですよね。



そもそも

この齟齬が起こるかもしれない

可能性を低く見積もってしまった私にも

その責任はあるワケですから。



そこで、

会議の冒頭に

意図をきちんと説明させてもらって



それから

ブレインストーミングの基本、

「発散」→「収束」のステップに沿って



まずは

従業員さん1人1人に

実現可能性を一切考えずに

「アイディア」を出してもらいました。



そうすると、

いまいちなアイディアも

たくさん出てきたんですけど、



私もビックリするような

面白いアイディアが意外と出たんです。



昔から

「三人寄れば文殊の知恵」

なんて言いますが



つくづく

私たち人間の持っている

可能性って凄いなと思い知らされます。



面白いアイディアが

いくつか出たので

今度は「収束」のステップ、

出てきたアイディアを評価していきます。



その際に、


・らしさ

・話題性

・実現可能性



の3つで

アイディアを検討してみると、



検討「プロセス」がスムーズに、

「評価づけ」もより明確になりました。



私がその場で考えた

コースメニューを決めるときの

3つの「切り口」でしたが



意外とこれ、

使い勝手がいいなと

私自身すごく気に入っています。



少し説明すると、



「らしさ」は

その店らしさ、のことで



・店の専門性に合致しているか

・店の雰囲気に合っているかどうか

・自分たちがやる必要があるのか



といった

切り口から評価するためのもの。



「話題性」は、


・旬・季節性があるか

・食べてみたくなるか

・その店にしかない独自性があるか

 (素材、見た目、提供方法など)



「実現可能性」は


・技術的に可能なのか

・想定客単価に収まるのか

・オペレーションが乱れないか



この

らしさ、話題性、実現可能性の

3つの「切り口」で考えれば



お店の「独り善がり」の

コースメニューにならず、



コンセプトと

「ちぐはぐ」なメニューで

お店の評価を下げることにもならずに



ヒットしそうな

コースメニューを開発するのに

かなり役立つはず。



「発散」と「収束」、

あなたの思考の枠組みに

取り入れてみませんか?



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日報コンサルタント 伊藤博紀

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