第459回 「比較」と「閾値」
「食べ比べ」って
よく言ったもんですよね
この2週間の間に
山口の老舗イタリアン、
広島のイタリアンの名店、
広島の有名イタリアン山口支店と
比較的短期間に
私に似つかわしくないほど
イタリアン三昧な日々を過ごしました。
短期間にそれだけ
イタリアンばかり回ると
私のような未熟者でも
多少なりとも
「違い」が分かってくるから不思議。
お店の雰囲気、
接客の細やかさ、
前菜の盛りつけ、
パンの香ばしさ、
パスタが云々なんてことも
比較してこそ分かってくるというもの。
あ、
固有名詞を出して
レビューするなんて
真似はしませんのであしからず。
ただ、私たちは
何かと何かを「比較」することで
はじめて
「違い」を感じられるように
脳の構造上なっているのかもしれません。
私たちの脳は
情報や刺激に対して、
ある一定の値(閾値)までは
反応しない仕組みになっているそうなので
物事の「微差」は
比較してみなければ
感じにくいんでしょうね。
要するに、
「絶対値」は測定しにくく
「比較値」なら測定しやすいということ。
これは
ビジネスにも応用が利く
一般的な原則なのではないでしょうか?
ちなみに私は
コンサルの仕事で
いままで縁のなかった
新しい分野・業界の勉強をする時は
なるべく
入門書、基本書、専門書の
3種類に目を通すようにしています。
なぜなら
そうすることで
大事なポイントが
「浮き彫り」になってきて
より理解がしやすくなるからです。
受験生が
大事なところに
アンダーラインを引くのも
おそらくこれと同じでしょう。
このように
私たちの脳は
「メリハリ」がついていた方が
より理解が促進される。
つまり、
私たちがビジネスで
何か大事なことを伝えるときも
「メリハリ」がついていないと
「機会損失」しているということ。
文字のサイズ、
色のコントラスト、
キャッチコピーの有無が
広告効果を
決定的に決めるのも
当たり前というワケですよね。
まず
自分が理解しやすくするため
なるべく「比較」してみること。
それから
相手に理解しやすくするため
なるべく「メリハリ」をつけること。
心して気をつけたいですね。
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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