第445回 コンテンツの「鮮度」
使い古されて
「手垢」にまみれた言葉は
誰からも注意を払ってもらえない。
こんばんは。
日報コンサルタントの伊藤です。
いやー、
先日、歯磨き粉の代わりに
ひげそり用のシェービングフォームで
歯を磨いちゃったんですよね~
「ワイルドだろぉ?」
:
:
:
どうですか?
面白かったですか?
それとも
虫酸が走りましたか(笑)
もし私が友人に
こんなことを言った日には
ツッコまれるどころか
目を合わせることすら
してくれないかもしれません(笑)
でも、
そもそもどうして私たちは
「ワイルドだろぉ?」を
つまらないと感じてしまうのでしょうか?
ちなみに
「ワイルドだろぉ?」のギャグは
2012年に
お笑い芸人の杉ちゃんが
「流行語大賞」を獲得するほど
世間で流行ったギャグですよね。
ほかにも
「流行語大賞」といえば
2014年は、
・「だめよー、だめだめ」
(お笑いコンビ「日本エレキテル連合」)
・「ありのままで」
(ディズニー映画『アナと雪の女王』)、
2013年は、
・「今でしょ!」(林修「東進衛星予備校」)
・「倍返し」(ドラマ『半沢直樹』)
・「じぇじぇじぇ」(NHK朝ドラ『あまちゃん』)
などなど
いま聞くと
気恥ずかしさすら
覚えてしまいませんか?
どんな流行にも
「流行り」・「廃り」があるので
ビジネスの場合は
よーく見極めないと
売れるタイミングを逃してしまいます。
特にこれからは
すべてのビジネスが
コンテンツビジネス化する
なんて盛んに言われて
ホームページはもちろん、
自社ブログ・動画、SNSを活用して
「見込み客」を「顧客」に、
顧客を「ファン客」に変えていく
必要があると言われていますよね。
つまり、
企業からの情報発信を
「記事」というコンテンツに変換して
人々を「教化」「洗脳」して
いかなければなりません。
そこで考えるに、
人が人に
影響を与えられるとすれば
それはやっぱり
「言葉」の力しかないでしょう。
あるいは、
言葉・文脈・情景を
バックボーンとした説得力をもつ
画像、クリエイティブ、動画などの
さまざまな「自社コンテンツ」が
ビジネスの成否を握るというワケです。
しかし、
ここで大事になってくるのは、
本当の意味で
あなたのコンテンツが
ユニークであるかどうかということ。
そもそも
「ユニーク」とは
「独特で他にないような物事」『大辞林』
という意味合いを含む「言葉」なので
どこかで聞いたことあるような
手垢にまみれて変色した「言葉」や
何かの使い回しのような「コンテンツ」では
見込み客の「価値観」を変え、
その後に続く「消費・購買行動」まで
ガラリと変えるような効果は期待できません。
だからこそ
私たちは言葉を磨き、
ボキャブラリーを増やし、
「コンテンツ」を作ることを通して
「説得」「影響力」の構造を学ぶ必要がある。
「流行語大賞」に
ノミネートされた言葉たちは
確かに世の人々の心を捉えて
熱狂的な「うねり」を生み出した。
しかし、
その瞬間から
手垢にまみれ、色褪せていく
宿命を背負っている存在ですよね。
社会全体の中で
自社のサービス・商品が
どのような地位を占めているのか。
このことに
敏感にならなければ
ならないのかもしれませんね。
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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