第441回 難問は「分割」せよ。
その数字、本当に「把握」できてる!?
ここで質問です。
あなたが
朝に見る「ニュース番組」は
どこのテレビ局の番組でしょうか?
ちなみに
私はフジテレビ系列の
「めざましテレビ」派です。
先日も起床してから
ぼーっと番組を観ていたら
7時前の恒例企画、
「イマドキ」の中で
大手コンビニチェーンの
ローソンの新商品の紹介がされていて
若い女の子のキャスターが
「3日で100万個も売れた
激売れスイーツ」と紹介された
ローソン
「バスチー バスク風チーズケーキ」
(税込215円)
ぼーっと聞いてたので
「100万個ってすごいなー」と
反射的に思ってしまったのですが
いや、待てよ。
よーく考えてみたら
3日で100万個ということは
1日に換算して33万個の販売、
ローソンの店舗数が
全国13,000店舗だそうなので
333,333(個)÷13,000(店舗)は
1店舗当たり1日およそ26個の販売。
さらに、
24時間営業の中で
早朝、朝、昼、夕方、夜、深夜と
1日を大まかに6つの時間帯に分ければ
26(個)÷6(回)≒4(個)
6つの時間帯の
どこかで訪店するとして
この販売数は多いのか、そうでもないのか。
ぶっちゃけ、
そんなに多くないですよね(笑)
でも、
こんな風に
漠然として把握しづらい数字を
どんどん小さく「分解」していけば
私たちにとって
少しは判断の「手掛かり」となる形に
「変換」できるのではないでしょうか。
この新商品の
「売れ行き」の話も
判断がつかないからこそ
変換してみる必要がありました。
別に、
ローソンさんに「言いがかり」を
付けてるわけじゃないですよ(苦笑)。
私があるコンビニで
パンの発注を担当していた時は
よく売れる商品でも
1日30個販売するのが大変でしたから。
ここで大切なことは、
今回のように、
意図的に大きな数字を使うことで
「凄さ」を伝えられる可能性があること。
・全国での販売数字
・長年にわたる累積販売数
・極端な割合(偏り)
などを伝えることによって
イメージを増幅させる効果がある。
ぜひ試してみたいですね。
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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