第434回 ~山口新聞「リレーエッセイ」掲載~
文章の寄稿やスピーチを頼まれたら
あなたならどこから取り組みますか!?
山口県の
経営者にはお馴染みの
地元紙『山口新聞』さんの
日曜名物「リレーエッセイ」の
バトンが私にも回ってきました。
「リレーエッセイ」は、
プロフィールを150文字、
本文を1,600文字(原稿用紙4枚)程度に
自分でまとめなければいけなくて、
昔の私だったら
新聞に文章を寄稿するなんて
責任の重さと手間のかかりように
おそらく「拒否反応」が出ていました。
でも、
不思議なもので
日頃から
ブログを書いているからか
そんなに抵抗感が出なかったのには
自分でも少し驚いてしまいました。
さて、
こういった発行物で文章を書いたり
きちんとした場でスピーチする場合、
まず最初に
考えなければならないのは
「誰に伝えたいのか?」です。
なぜなら
文章でもスピーチでも
営業でも家族・友人の説得でも
私たちが
相手に何かを伝えようとする場合、
おそらく
伝えたい相手の
「態度変容」(行動喚起)を
目的としているはずだからです。
ですから
相手の態度変容・行動を
なんとか引き起こそうと思ったら
相手に
説得力のある言葉が
刺さる必要がありますよね。
ですから、
私たちは相手の立場に立って
言葉をチョイスする必要があるんです。
そこで今回、
私は伝えたい相手(ターゲット)を
山口の小規模企業の経営者・個人事業主に
狙いを定めて文章を考えました。
「山口新聞」の読者には
いろんな方がいらっしゃると思いますが
すべての読者に刺さる内容を書くのは
未熟な私にはなかなか難しいので
私が職業としている
「日報コンサルタント」について
経営者の方の理解が進むような内容にしよう!
そう自分で決めました。
伝えたい相手が決まったら
次はいよいよ本文の「構成」。
まず先に、
全体の「構成」をしっかり決めた後で
各パートに当てはめる内容を考えて、
最後に
細かな「言い回し」や「文法」を
「文字数」と共に調整していこうという作戦。
そこで、
私が考えた「構成」は
1、話のつかみ
2、自分のいままでの経歴
3、どんなことで挫折したか
4、どうやってそれを克服したか
5、その理由・事例・実績
6、締め・まとめ
というもの。
この「構成」に沿って
何を入れていけばいいのか
考えていこうというワケです。
もし最初から
文章の細かな部分まで考えたり
文字数を調整しながら取り組んでいたとしたら
きっと何度も何度も
修正しては書き直すを繰り返して
時間ばかりが過ぎていたことでしょう。
では次に、
何故この「構成」がいいのか
順を追って考えてみましょう。
私たちが
伝えたい相手に
態度変容・行動してもらいたい
場合に必要なのは
・途中で読むのを止めないこと
・きちんと納得できること(論理)
・自分にも出来そうだと思ってもらうこと(事例)
・疑う余地がないこと(実績)
といったことが
必要になるのではないでしょうか?
まず、
もっとも伝えたい
自分の「主張」「結論」を
「話のつかみ」にして話に引き込む。
これからしばらくの間、
読者が安心して話を聞けるよう
「自分はどこの誰なのか」を
「経歴」を伝えながら自己開示して
次に、
最後に伝えたい
「主張」を際立たせるのに必要な
ギャップとなる「挫折話」を語る。
それから
具体的にどうやって「克服」したのかという
クライマックスとなる話で盛り上げて
さりげなく
話の信憑性・説得力を高める
「証拠・実績」の話をしてから
最後に、
冒頭でも少し触れた
自分の「主張」「結論」を
もう一度ダメ押しで伝える。
いかがでしょうか?
こんな意図をもって
「構成」を考えてみました。
とにかく
ここで大切なことは
いきなり書き始めるんではなくて
最初に
きちんと構成を考えてから
細かな部分を考えようということ。
さてさて、
私の「リレーエッセイ」は
読んでくださる経営者の方に
果たして自分が考えた通りに伝わるのか?
その評価・判断は
4月14日(日)付の『山口新聞』、
「リレーエッセイ」を
読んでくださった経営者の
皆さんがしてくださいませね。
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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