第430回 「ジレンマ」からの脱却
「二兎を追う者は一兎をも得ず」。
でも、一兎しか追えないと思い込んでいませんか?
先日、
あるクライアント様との
月2回の「定期面談」のときに
ビジネスが好調で
目標売上を大きく上回る形で
「達成」できたとの報告を頂きました。
「おめでとうございます!!」
大きな声で
賞賛の言葉を投げかけながら
パチパチパチと
クライアント様に向けて
大袈裟に「拍手」を送る私。
経営者の方って
目標達成したり
上手くいくことがあっても
意外と
誰からも褒められる機会も
承認される場もなかったりするので
私たち
日報コンサルタントから
少しくらい大袈裟に褒められたって
バチなんて当たるわけないと思いませんか?
その
バイタリティと
リーダーシップで
社員をグイグイ
引っ張っていかなければならない
孤独な経営者だからこそ
応援し続けてくれる
「伴走者」が必要なんです。
ところで、
この経営者の方、
ビジネスが「好調」ということは
仕事の量が増えているということで
普段ならきちんと行なっている
「見込み客」へのフォロー活動が
ほとんど出来ていないとのことでした。
この経営者からすれば
独立する前の前職の時代に
目の前の売上優先で
ろくにフォローもしてもらえない
顧客がたくさんいることに
嫌気が差していたからこそ
「顧客第一」を
ビジネスの「信念」に掲げて
起業したはずなのに自分が出来ていない。
その方にとっては
もの凄く大きな
ジレンマを抱えているのでした。
問題はどこにあるのか?
よくよく聞いてみると
単価の大きな仕事が集中していて
それを逃さず決めるためには
ある程度スケジュールに
余裕を持っておきたいので
別の顧客のフォローは
控えなければならないという
ジレンマに苦しんでいるのでした。
しかし、
第三者である私から
客観的な目で見たときに
本当に
目の前の売上を追いかけることと
別の顧客のフォローは両立しないのか
どうも
「必然的」には見えなかったので
たとえば
顧客フォローに専念する日を
たった1日だけ「予約」しておくのは
本当に不可能なのか考えてもらったんですね。
そうすると、
「いや、
お客様とも関係性はできているし、
たとえ先方の希望が重なっても
ズラしてもらうことは問題ないと思います。」
という言葉を引き出せたのでした。
このように
「二者択一」しかないとか
「因果関係」が複雑で見えないとか
当事者だからこそ
陥りがちな「罠」に
気付かせてあげるのも私たちの役目。
「伴走者」である私たちは
全力で走り続けている経営者の
頭の「てっぺん」から「つま先」まで
冷静に観察して「フィードバック」している。
だからこそ経営者は
「ペース配分」を他人に任せて
全力で走り続けることができるんですね。
どうでしょうか。
私たち
「日報コンサルタント」と
二人三脚で駆け抜けてみませんか?
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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