第420回 「グローバリゼーション」と「USP」

スシ、フジヤマ、ゲイシャ、ハラキリ。
日本って変な国~~!



いまや

「GAP」を抜いて

世界第3位となった



カジュアル衣料大手の

「ユニクロ」を運営する

ファーストリテイリングは



私が住んでいる

山口市に本社を置く

世界的なアパレル企業。



SPA(製造小売)と

呼ばれるビジネスモデルで

東レなど繊維メーカーと技術提携し



日本人の得意分野である

低価格・高品質な商品づくりを「強み」に

急激な成長を遂げてきたのは周知の通り。



トヨタ、

パナソニックなどと同様に



「品質」にこだわり・強みを持つ

日本の企業らしさを体現している

起業の1つだと言えるのではないでしょうか。



また、他の分野においても

たとえば、日本を代表する

ソウルフードである「ラーメン」は



起源と言われる中国においても

「日式」と呼ばれて人気があるし、



同じように

インドが起源の「カレー」でも、



日本のカレーチェーン店である

「ココ壱番屋」や「ゴーゴーカレー」が

海外でも人気を博しているんだとか。



私がこんな話を取り上げたのは、

私たち日本人が優れているという

耳障りのいい話をしたいんではなくて



少し「競争戦略」的な

話をしてみたいと思ったから。



世界のグローバル化が進んで

ヒト・モノ・カネ・情報は

かんたんに国境を超えて

行き来するようになりましたよね。



だから、

ヒット商品や

差別化された商品、

有望なビジネスモデルは



あっという間に「模倣」され

優位性は立ちどころに消えてなくなる。



しかし、

先ほど取り上げたように

日本の商品・サービスは

海外でも高い評価を受けている。



これは一体

どういうことでしょうか?



考えるに、

日本という国は、



独自の言語、

固有の歴史と文化を持つ、

いわゆる巨大な「単一民族国家」で

同時に、島国でもあることが大きい。



世界から見て

まだまだ日本という国は

独自の文化に映るのではないか。



実は、ここにこそ

日本の競争戦略上の

強みがあることは間違いありません。



なぜなら、

世界の市場において

やっぱり日本の商品・サービスは

「ユニーク」な存在であるだろうから。



「ユニーク」(unique)とは

「独特で、他にはないようなこと。」

(実用日本語表現辞典より引用)で、



1960年代に

米国のコピーライターだった

ロッサ―・リーブスが提唱した

有名なマーケティングの概念、



USP(ゆーえすぴー)

(Unique Selling Proposition)

(=独自の売るための提案)にも

繋がってくる戦略上重要な概念。



しかし、

国内市場に目を向けてみると

日本社会の「同質性」が顕著に表れて

似たような商品・サービスのオンパレード。



日本における「日本らしさ」は

レッドオーシャンでしかないですよね。



どこか1点だけでいいので

他の商品・サービスと明確に違う部分を

私たちは生み出せないものでしょうか。



たとえ

同じ言語、

同じ歴史や文化で育っても



私たちが持っている

それぞれの「想い」や「経験」は

きっと、その人固有のもののはず。



ぜひ

商品・サービスに

「自分らしさ」を加味して

USPを生み出したいですね。



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日報コンサルタント 伊藤博紀

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