第397回 「プロセス」にこそ「強み」がある。
現代ビジネスにおける
「強さ」とはいったい何なのか?
たとえば
コンビニ業界首位の
セブンイレブン・ジャパン。
関西の風習でしかなかった
「恵方巻き」食べる文化を
日本全国に根付かせたり、
「コンビニコーヒー」という
一大市場を生み出す力の源は
一体どこから来ているのでしょうか?
同じような商品を扱い、
同じような広さ・立地の店舗で
コンビニエンスストア各社の
1日辺りの売上高(日販)には
セブンイレブン 65万円
ローソン 53万円
ファミリーマート 52万円
ミニストップ 41万円
(2018年2月期)
のように
大きな差がついています。
その要因の1つが商品力の高さ。
その差を埋めようと
いくら他社が業界首位の
セブンイレブンの商品を
徹底的にコピーしたところで
毎週のように
新商品が発売されるので
まさに「焼け石に水」。
このように
「模倣化」できないような
競争力を持つことが出来れば
ビジネスはしばらく安泰ですよね。
つまり、
セブンイレブンの
商品力を支えているのは
商品そのものではなく、
それを生み出す「プロセス」そのものに
競争力の源泉がある、と言えますよね。
要するに、
ヒット商品「単体」を
コピーすることは可能でも
ヒットを生み出す「プロセス」を
模倣化することはなかなか難しい。
では、
なぜセブンイレブンの
商品開発プロセスが
優れているかと言われれば
それは彼らの
圧倒的な「仮説検証力」の高さに
秘密があるのではないでしょうか?
1973年に
日本初のコンビニとなる
「セブンイレブン」を立ち上げた
鈴木敏文氏が声高に叫んでいた
「仮説」と「検証」こそが
彼らの強さを支えている。
彼らの言う
「仮説」と「検証」とは
「お客様が買う理由はこうではないか?」
という「仮説」を個店の「品揃え」に反映させ、
正しいかどうかを「答え合わせ」してみること。
この「仮説検証力」が高まれば
大小さまざまな要因から成る、
お客様が買う「文脈」が明らかになりますよね。
競合他社が
セブンイレブンの動向ばかりを気にして
お客様の方を向いていないとすれば
ヒットなんて生み出せるはずがありません。
なぜなら
顧客ニーズなんて状況によって
目まぐるしく変化するんですから。
つまり、
セブンイレブンの強さとは
この「仮説」と「検証」するプロセスを
組織の中で「仕組み化」したこと自体に
その圧倒的な競争力があると言えるでしょう。
これは何も
資本力のある大企業に限りません。
私のクライアント様である
牛すじカレー専門店
「クイーンズカレー」さんの強みも
毎月、毎月
新しいカレーを生み出す商品開発力、
毎日、戦略的、計画的に情報発信する
「プロセス」にこそ繁盛の秘訣があるのです。
ここに気付き、
「仕組み化」できない限り
個人店ではなかなか太刀打ち出来ないでしょう。
私が今までこのブログで
繰り返しお伝えしている
小規模企業の「戦略」や「販促力」も
「プロセス」の中でこそ成果を生むんです。
要するに、
私たち「日報ステーション」とは
その「プロセス」を「仕組み化」するため
「日報」を書くことで
日々の「プロセス」を
継続していきましょうね、と
世の中の経営者の方に向けて
僭越ながら「啓蒙」している会社なんです。
もしその「プロセス」が
あなたのビジネスに備わっていないのなら
「日報コンサル」始めてみませんか?
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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