第390回 伊藤の「読書法」

到来する「知識社会」で

本当に求められるものとは!?



仕事柄もあり、

年間100冊以上の

ビジネス書を読むんですね。



でも、

私の周りにはもっとたくさん

本を読んでいる人がいるので

少し恥ずかしい位の冊数ですが



それでも

現代社会では比較的

読書家な方ではないでしょうか?



ですから

「活字離れ」が進む現代を

少し複雑な気持ちで見ています。



本なんか読まなくたって

ネットで調べればいいじゃん!



若い人を中心に

そんな声が多数派だと思いますが



まだまだ

本の優位性は廃れていない!

そう思って自分なりにまとめてみました。



1つ目のメリットは

本の「一覧性」がもたらす

「情報検索」と「全体像把握」の容易性。



パラパラと

ページをめくれるので

ウェブより全体像が掴みやすく

探している箇所も素早く見つけられます。



2つ目は

有料媒体なので

専門的で良質なコンテンツが多い。



さらに

誰が書いたのか明確で

編集者によるダブルチェックも入るので

本の内容の信憑性が高い。



3つ目は

インターネットに多い

表面的で辞書的な情報ではなく

コンテクスト(文脈)が身に付くこと。



とくに

3つ目のコンテクスト(文脈)は

これから到来する知識社会において

決定的に重要なのではないでしょうか?



なぜなら

インターネットで調べて

すぐに分かるような知識なんて

誰でも入手可能だからです。



そこから

どのような因果関係を

導き出せるかが問われる時代です。



つまり、

到来する「知識社会」とは

知識の「価値」が相対的に下がる

時代なんだということ。



たとえば

「ミクロ経済学」の全体像を

インターネットの情報だけで

得ようと思ったらなかなか大変。



あっちに飛び

こっちに飛びしながら



需要曲線? 供給曲線?

損益分岐点? 操業停止点?

接戦の傾きって何だったっけ?



なんて

混乱すること間違いなし(笑)



どう考えても

入門書を1冊買って

何度も読み込む方が近道。



ただ、

もちろんデメリットもあります。



1つは「携帯性」の悪さ。



手元に置いて

辞書代わりに使いたくても

重くて何冊も持ち歩けない。



お気付きのように

「Kindle」などであれば

そこも解決するかもしれませんが

今度は「一覧性」が落ちちゃうんですよね。



なかなか難しい(笑)



来たるべき知識社会で

人間だけでなくロボットやAIに

仕事を奪われないようにするために



本に書いてある

コンテクスト(文脈)から

物事の因果関係を学んで

論理的思考力を鍛えたいですね。



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日報コンサルタント 伊藤博紀

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