第369回 「価値の交換」で買えるもの、買えないもの

すべてを投げ出しても
守りたいものはありますか?



年末年始に

友人同士ごく少人数で

お酒を飲む機会があったんですね。



私が声をかけて

当日だったにも関わらず

声をかけた3人全員が集まってくれて

とても感激しました。



家族も大切、

仕事も大切なんですが



たとえ

それをすべて失っても

友人たちがいてくれたら



なんとか生きていけるな、

お金には代えられないなと

思える出来事だったんです。



とは言ってみても

私たちのこの社会に

お金(貨幣)というものが登場してから

人類の生活はとても便利になりました。



何故ならそれまでは

ほしいものがあったら

「物々交換」する必要があったからです。



「食べ物」と「衣類」のように

比較的豊富で交換しやすい物同士なら

困ることは少ないかもしれませんが



たとえば、私のように

「応援日報コンサルティング」という

サービスを経営者の方に提供している人間が

もし「ヨガ」を教えてほしいと思ったら



ヨガを教えることができる「経営者」で

かつ「応援日報コンサルティング」サービスを

欲しがっている人を見つけないといけません。



インターネットがない時代に

この2つのサービス提供者が出会う確率は

現実的にかなり低そうですよね。



そんな非効率なこと

あなたには出来ますか?



でも、

お金(貨幣)の登場によって



自分が持っているモノや

提供できるサービスを

いったんお金(貨幣)に換えておくことで

いつでも好きな財と交換できるようになりました。



だから私は

「応援日報コンサルティング」を

たとえ欲しがっていなくても

ヨガが教えられる人を探すだけで済みます。



これによって

社会全体の効率性が

飛躍的に向上しますよね。



でも、一方で

貨幣経済においては



世の中のすべてのものが

お金で買えてしまう錯覚に

陥っていってしまいがちな

側面もあるのかもしれません。



でも、

やっぱりお金でも

買えないものは当然あって、



たとえば、家族。

たとえば、友人。

たとえば、会社の歴史とか社風。



そう、

一緒に過ごした

「時間」や「記憶」だけは

お金では買えませんよね。



つまり、

時間・記憶の「共有」ってものが

お互いの「信頼」や「存在の肯定」に

つながるんじゃないですかね?



学生時代の

友人や部活仲間が



お互いに

どんな状況、

どんな境遇で再会したとしても



一瞬で当時の

「関係性」に戻れるのは

これがその理由かも。



ですから

「組織」というものを

組む大きな目的の1つである

シナジー(相乗効果)が

発生するように組み直すには



「時間」と「記憶」の共有、

あるいは「価値観」の共有が

絶対的に組織に必要ということ。



「ミッション」「ビジョン」だけでも

「コミュニケーション量」だけでもダメ。



この2つが車輪のように

きちんと回ってこそ組織は前に進む。



1年が始まった良いタイミングですから

きちんと一度、考えてみてはいかがですか?



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日報コンサルタント 伊藤博紀

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