第366回 「文字起こし」のすんごい効用
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、
年末年始は
いかがお過ごしだったでしょうか?
私はと言えば
年末年始でも頑張ってお仕事して
「日報」を送ってきてくださる経営者の方に
「日報添削」をして返信しておりました。
また、
日報ステーションで
3年振りの開催となる
全6回の経営塾、「限界突破塾」で
1月、2月、3月の講師を
担当することになっているので
3年前の動画を見ながら
ひたすら「文字起こし」していました。
前回はなんと
1回の講義が6時間もあるので
それを「文字起こし」したら
いったい何時間かかってしまうのか?
考えただけで
ゾッとしませんか?(笑)
「限界突破塾」は
「進行台本」こそないものの
スライド、ワークシートなどは
きちんとデータとして残っているので
それを元に自分なりに話すことは出来ますが
やっぱり
オリジナルは見ておかねばならない。
だって「劣化コピー」起こしたくないですから。
「文字起こし」を始めて1時間。
動画の経過時間を見て愕然としましたね。
15分くらいしか経過していない。
待て待て待てーーい!
4倍も時間がかかってる。
6時間の動画だったら24時間!?
ウソでしょ!(゚Д゚;)
1日8時間やっても
丸3日かかるやん!
そこで妥協案。
4倍も時間がかかるのは
一言一句、正確に
文字に起こしてたからで
それを80%程度に
落としてやってみようと判断して
それでも全部終わるのに11時間。
丸2日潰れました。
要点だけ
打ち込むことも可能だったのですが
せっかくですから代表の中司の
講義のテクニックを学びたい。
そう思ったら
いい加減には出来ないのでした。
これで
ようやく1回分が終わったんですけど
あと2回分、
つまり20時間あまりも
どこかで時間を作って
「文字起こし」する必要が出てきました。
でも、
もちろん収穫もありました。
「文字起こし」するということは
話の内容を「見える化」するということ。
「文字起こし」をすると
文章の構造、伝え方の構造、
参加者への落とし込みの仕組みが
本当に良く見えてくるんです。
これは
ただ「聴く」だけでは
絶対に掴めない。
人間の情報処理の大半は
「視覚」情報である、とする
「メラビアンの法則」を引用するまでもなく
私たちは
「見る」ことで全体像という
客観性を獲得できる。
なぜなら
人の話を「聴く」という行為には
話の「始点」と「終点」があるので
実は、「全体像」や「構造」が
なかなか掴みにくかったりするんですよね。
中司の
「限界突破塾」での
話を書き起こしてみると
1つのことを伝えるのに
「繰り返し」や「言い換え」、
「たとえ話」を何度も使って
参加者に
確実に落とし込んでいる。
それはもう
「執拗」なくらいに(笑)
でも、
この認識こそが
大切なんだと気付きました。
講師からしたら
分かって当然のことが
参加者の方からしたら
初めて聞く場合もあるし
講義の形式上どうしても
傍観者的な立場になってしまうので
1度聞いたくらいでは
なかなか落とし込めない。
ましてや
「経営塾」のあとに
実際に「行動」するかと言われたら…。
まぁ1割も行動しないですよね。
そんなもんです。
私だってそうでしたもん。
やっぱり
自分で書いてみるって大切。
その理由は
頭の中の「見える化」と
認知の「再構成」という
私たちの脳の働きによって
行動再現率が高くなるから。
とにかく書いてみる。
あるいは「文字起こし」してみる。
オススメの学び方の1つです。
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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