第357回 普段しない「選択」からヒントを得る
先日、
福岡に遊びに行った際、
会社にお土産を用意しようと思ったんですね。
ところが、
「思った」んですけど
すっかり忘れてしまって
土産が用意できなかったので(笑)、
出社する前に
わざわざ新山口駅に立ち寄って
山口土産しか扱っていない土産物屋で
山口生まれの私が山口在住の人たちに
「山口土産」を選んでみようと思ったのです。
そもそも何のために?(笑)
1つの理由は
いつも誰かがお土産を買ってくるので
返しておかないと気持ちが悪いから。
もう1つは
自分が経験したことのない
「目線」を通して選んでみたら
なにか新しい発見があるかも、という思い付き。
ところで、
山口県のお土産と言ったら
あなたは何をイメージされますか?
一般的には、
「ふく」や「うに」、各種「練り物」、
日本酒の「獺祭」(旭酒造)などが有名ですが
菓子系にしぼって言えば
人気の山口土産はざっとこんな感じ。
※リクルート社「じゃらん」ニュース(2017年)
【5位】「里の味 山焼きだんご」(きれん製菓)
【4位】「利休さん」(吹上堂)
【3位】「生絹豆子郎」(豆子郎)
【2位】「御堀堂の外郎」(御堀堂)
【1位】「月でひろった卵」(菓子乃季)
ちなみに
山口県民だったら
ここにランクインしている銘菓は
大体どこかで
食べたことがあるもんなんですよね。
ですから
ここにランクインしている商品、
他でも聞いたことのあるような
「山口銘菓」はあえて選びませんでした。
そこで、
私が選んだのが
コレ!!
「松蔭餅」(長州ほがや)
山口県と言えば
明治維新!長州藩!
吉田松陰先生!(地元の人はそう呼ぶ)
みたいな感じで
維新モノを選べば
山口県らしさは出ますよね。
このように
その土地にちなんだ
日本人の大多数が知っている
歴史や風物、人物などを扱うことで
・その土地に行ってきた証
・現地でしか売っていない限定感
・歴史・由来を思い起こさせる
などの効果を
「お土産物」に付加してくれます。
「お土産」商品の特性ですよね。
また、
ランクインしている
銘菓の特徴としては
「老舗ブランド」、
「業界の受賞歴」、
「大規模チャネル」など
ヒットする要因を揃えています。
もし
そうでないブランドが
対等に戦っていこうとするなら
その土地に関係ないもの、
訪れた人が「想起」できないものは
お土産物のヒットの「要件」を
満たさないものとして避けた方が良いでしょう。
このように
商品・サービスには
リスクを減らせる「要素」が
たいがい見付かるもの。
どうしても
これを開発したいという
強い想いがあるのなら話は別ですが
そうでないなら
リスクはなるべく
減らしておきたいものですね。
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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