第339回 「ミッション」経営
私たちは何のために働いているのか!?
日報ステーションの近くで
スターバックスの元CEO岩田松雄さんのセミナー
「衰退したブランドをいかに立て直したか」が
開催されるというので参加してきました。
このブログでも
たびたび登場してもらっている
スターバックスはご存知、
世界規模のコーヒーチェーン店。
個人的にベストセラーとなった
『MISSION(ミッション)』(アスコム)
も持っているし
有名な経営者から直接話が聞ける機会は
山口ではそうそうないので
頑張ってスケジュール調整しました。
2008年頃、
日本での既存店売上高が
前年同月比で下回るようになっていた
スターバックスコーヒージャパンの
社長に抜擢されたのが岩田松雄氏。
まず岩田氏は
スタバの「原点」に立ち戻ることで
立て直しを図ろうとしました。
その「原点」とは
企業の「存在理由」「使命」とも訳される
「ミッション」です。
ちなみに
スターバックスの「ミッション」は
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
人々の心を
豊かで活力あるものにするために…
ひとりのお客様、一杯のコーヒー、
そしてひとつのコミュニティから。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
というもの。
そして、
スターバックスは
「サードプレイス」(第三の場所)という
ブランドコンセプトでも有名ですよね。
「サードプレイス」は
自宅と職場の間にあり、
公共性と個人性を併せ持つ環境。
誰かとつながり、自分自身を再発見する場、
と定義されています。
つまり、
スターバックスは
「コーヒー・ビジネス」なのではなく
「ピープル・ビジネス」なのだということ。
自分たちは何のために働いているのか?
コーヒーを売っているのか、
コミュニティを提供しているのか。
ここを履き違えると
そもそもビジネスの形が
違うものになってしまいますよね。
「目的」と「手段」を履き違えないために
「何のために働くのか?」を中心に据える。
そうすれば
「指示待ち」型の働き方ではなく
「主体的な」働き方ができるようになる。
「目的」があるから
やり甲斐につながって
そう簡単に辞めなくなる。
現に
私が前職で10年間
求人広告に携わっていた時
スタバの求人なんてオープン時以外は
見た記憶がありませんでした。
だから、
私のクライアント様にも
早くミッション経営を導入してほしい。
間違いなくビジネスが大きく変わるから。
このように
「ミッション」を厳守して
誰もがそれに基づいた行動ができたとき
スタバで言えば
美味しいコーヒー、
心安らぐ雰囲気・空間、
笑顔とまごころの接客が
「ミッション」を1つの軸に
三位一体となって「付加価値」を高める。
要するに、
スタバのお客様は
他店よりコーヒーが美味しいからではなく、
スタバのエクスペリエンス(体験)に
高いお金を支払ってくれているということ。
これこそがスタバの強さの秘訣。
あなたのビジネスに
「ミッション」は明文化されていますか?
「ミッション」があっても
きちんと徹底されていますか?
………………………………………………………………………
日報コンサルタント 伊藤博紀
※「応援日報」サービスのお問合せは
(株)日報ステーション TEL 083-976-4124 まで
ホームページ: http://nippo-st.com/
メルマガ :「なかづか日報 一日一語」
↓↓↓登録は下記より↓↓↓
http://nippo-st.com/magazine01.html
………………………………………………………………………
0コメント