第337回 自分の「視点」を増やすには?
「経験」が大切なのは
「視点」が増えて成果が出やすいからですよね
先日、
はじめて「フルオーダー」の
スーツを作ったんですね。
「パターンオーダー」や
「セミオーダー」のスーツなら
今まで何度か作ったことあったんですけど
無数にある
「生地」から選んで作る、というのは
私の人生で初めての経験でした。
まぁ、お値段も
それなりにするワケで
少し緊張しながらの初体験。
実を言うと、本当は
ある有名なオーダースーツ専門店に
お目当ての「生地」があって
その生地で
スーツ作りたいなと思ってお店に伺ったら
大人気ですぐに生産終了してしまったとのこと。
でも、
その「生地」で作れないとなると
その店はトラディショナルなスーツが中心で
ちょっと私の好みと違うので
別のオーダースーツ専門店で
スーツを作ってみることにしました。
そこで、
私が気になったのが
既製品を扱う量販店と
どんな違った「体験価値」が
得られるんだろうかということ。
まずですね、
やってきた担当のお兄さんは
お笑い芸人の「いつもここから」の
色白で細身で背の高い方に似た人。
(私と一緒じゃないか!笑)
周りのスタッフさんは
専門店のスタッフさんらしく
シュッとした着こなしをしているのに
そのお兄さんは
パンツがワイド気味なんですよね。
心配になっちゃって(笑)
ただ、
厚手の生地で
シルエットが崩れない
クラシカルなスタイルだったので
私が知らない
トレンドだったんでしょうね。
心配になったのは、
このお兄さんで大丈夫なのか、
お兄さんの好みのスタイルに
丸め込まれちゃうんじゃないかっていうこと。
そのお陰で、そうか、
たとえ最先端のスタイルでも
相手に理解されなければ意味ないな、
信用されないんならマイナスだなと
自分のことを振り返るキッカケになりました。
まぁ、でも
いざ接客が始まると
さすがの豊富な知識を披露してくれ、
私の一抹の不安は消えていきましたけどね。
たとえば
既製品を扱うお店だと
レギュラーモデルとスキニーモデル、
5㎝ごとに用意されたスーツの中から選んで
パンツ丈とウエストを調整する位ですよね。
一方、
フルオーダー専門店では
接客にたっぷり時間をかけて
お客様の好みや仕事、
シーンに合わせた提案をしてくれる。
私のような素人はそれを頼りに
生地・形・縫製・ボタン・ベスト・
裏地・ジャケット丈・パンツ丈・太さ、等
細かい仕様を決めていきます。
何が違うかって
お客様との接点の「密度」。
怒られるのを承知で
あえて乱暴な言い方をしてしまえば、
かたや
サイズの「調整役」と
既製品選びの「アドバイザー」であり、
かたや
あなただけの商品を作る
専任の「コンサルタント」です。
お客様が感じる「体験価値」は
大きく違ってきますよね。
もちろん
「価格」が大きく違うので
どちらが優れていて
どちらが劣っている
というものではありません。
「広告代理店」勤務時代は
ちょっとセンスの良さげな
ツープライススーツ専門店で
トレンドに追っかけて
毎シーズンのように購入して
使い捨てかのように買い替えていました。
言ってみれば
ファストファッションに近い
使い方をしていたかもしれません。
これに対して
オーダースーツ専門店は
シワになりにくいパリッとした
「クラス感」のある生地と縫製で
「できる男」を演出してくれそう。
ここで大切なことは
それぞれの違いを知って
主体性を持って選ぶこと。
「フルオーダー」はじめての私が
偉そうに言うことではありませんが
これでまた
自分の「視点」が1つ増えたので
この出費も人生への「投資」と思って
大切な経験としていきたいですよね。
さらに上には、
もっとラグジュアリーな世界が
存在するんでしょうけど
やっぱりいつかは経験してみたい。
「一流を知る」って大切ですよね。
自分の「視点」を広げる努力、
忘れないようにしたいですね。
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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