第321回 「べき論」の功罪

大切な人に「役割」を強要していないか?



血がつながっている家族、

好意を抱いている恋人・パートナー、



本当は

ケンカしたくないのに

身近で大切な人ほど

難しいことってありますよね。



私自身も

両親とケンカしたり



彼女に酷いことを

言ってしまったりと

失敗を繰り返してきました。



それよりむしろ

友人関係だったり

仕事での関係の方が

お互い気を使うから

意外と関係が良好なんですよね。



あなたはどうでしょうか?



家族・恋人など身近な人ほど


「分かってくれて当然」

「ワガママを聞いてくれる」

「気を使わなくて良い」



という風に

私たちは当たり前のように

相手に「期待」するもの。



つまり、

一方的で過度な「期待」を

家族や恋人に求めてしまうので



その「期待」が外れたときには

精神的なショックが大きい。



要するに、

現状の関係に

「甘えてしまっている」んですね。



・母親が料理を作るもの

・子供は親の言うことを聴くもの

・男は人前で泣かないもの



など

私たちは相手に期待する「役割」を

自分に都合が良いように決めつけて

それが「当たり前」と捉えてしまいがち。



だからこそ

その「前提」が

ひっくり返されたときの



私たちの「戸惑い」や「怒り」は

とてつもなく大きなものになるのでしょう。



こういった

「べき論」が行き過ぎてしまうと



そもそもの「目的」から外れたり

「思考停止」に陥ってしまったり

相手への「押し付け」になって

反発を招いたりとデメリットも多い。



これって

人間関係だけでなく

ビジネスでも似たようなことが

言えるかもしれませんね。



お客様との関係や

取引先との関係性、

上司・部下の間の人間関係も



行き過ぎた

「べき論」を見直して

もっと柔軟に考えたいもの。



ときには

「そもそも論」で原点に立ち返って

考えてみることも必要なんでしょうね。



たとえば、最近では

お客様と一緒になって

商品・サービスを開発したり



ローソンの

「悪魔のおにぎり」のように

SNS上で有名になったレシピを

企業側が商品化することも増えています。



こういった動きは

従来の企業・顧客関係の中からは

なかなか出てこない発想ですよね。



このように

どんどん変化していく世の中では



「求める役割」「求められる役割」を

柔軟に見直していく姿勢が

大切なのかもしれませんね。



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日報コンサルタント 伊藤博紀

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