第304回 地方は大手の「草刈り場」
地方が都会の「下位互換」にならないために。
先日、
山口県東部の工業都市、
周南市に遊びに行ってきました。
私は山口市在住ですから
ごくたまにしか周南市は訪れません。
ですから
たまに訪れると
街の変わりようにビックリすることがあります。
周南市や山口市のような
地方都市で少し前から感じるのは
飲食店をはじめ店舗系ビジネスで
大手チェーン店の出店が盛んなこと。
「くら寿司」、「スシロー」、「やよい軒」、
理美容業の「理容プラージュ」「サンキューカット」、
マッサージ店なら「りらくる」、「ラフィネ」、
アパレルでは「ABCマート」、「スーツセレクト」
スクール系は「カーブス」、「個別指導スクールIE」
ドラッグストアの「コスモス」などなど
大手チェーン店がここ数年
山口県で一気に店舗出店を
加速させているのではないでしょうか。
そして、
どこもとても繁盛している…。
それだけ
お客様から見たときに
「満足度」が高いということ。
それはそれで
素晴らしいことなのですが
ダイバーシティ(多様性)の
話を持ち出すまでもなく
どの街に行っても
同じようなお店しかないのは寂しい!
市場のボリュームゾーンを狙った
大手チェーンの「安くて、そこそこ」戦略は
人口減と成長率の鈍化に苦しむ日本の
限られたパイを奪い合うのに最適の戦略。
もはや地方は
大手の「草刈り場」と言えるでしょう。
そうなったら
私たちの街の
特徴的な個人店はどうなるのか!?
特徴のある個人店がなくなれば
地方は大都市の「下位互換」のようになり
ますます訪れる魅力など消え失せてしまいます。
そんなことだけは断じて避けたい!
私は本気でそう考えています。
では、どうすればいいのか!?
大手が成功した
運営の「フォーマット」の上に
私たちの特徴・個性を乗せた
ビジネスの展開すればいい。
たとえば、
飲食店なら
・交通量の多い立地
・遠くから視認できるポール看板
・広い駐車場で視認性UP
・生活の多様化に対応した営業時間
などを備えていないと
いまの時代に長く繁盛するのは難しい。
あるいは、
理美容、マッサージなどの接客業では
「接客フロー」「接客マニュアル」を作って
効果的に「顧客満足度」を高めている。
このように
どの業界でも大手チェーン店は
成功する「フォーマット」を持っていますよね。
ですから、私たちも
成功する「フォーマット」に乗っかって
個性あるビジネスを展開すれば
お客様から見たときに
「安心」できる上に「個性」もある
非常に魅力的なビジネスに映るはずなのです。
個人店が繁盛しないのは
業種・業態に関わらず、ほとんどの場合で
お客様から「信用」が得られないから。
その「信用」とは
ウリが伝わる「店名」、
ちゃんとしてそうな「外観」、
お客様を不快にさせない「接客」。
この3つさえ守れれば
個人店であっても大手の「安心感」を得られ
どしどしお客様が押し寄せる
地方の繁盛店になれるはず。
そこで経営者の方にお願いです。
私と一緒に
そんな特徴・個性のある
お店・ビジネスを作っていきませんか?
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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