第294回 「いいね!」をギブする

あなたが思う
SNSの「いいね!」の意味は
「見たよ」と「良いね」のどっち?



中国、春秋戦国時代の思想家

老子の名言

「取らんと欲する者は先ず与えよ」。



これは、

『何かを得ようと思ったら

  まずは何かを差し出そう』

と、いう教えですが



1984年に社会心理学者

ロバート・チャルディーニが

名著『影響力の武器』の中で取り上げた

「返報性の法則」とほとんど同じです。



私たちは

他人から何らかの施しを受けた場合に、

「何かお返しをしなきゃ!」と思う

心理的な傾向があると言われています。



さらに、老子は

「人に与えて、己いよいよ多し」と


『人は与えれば与えるほど

 見返りが多くなるものだ』


とも言っています。



この教えを忠実に守るなら



たとえば

フェイスブック、インスタグラムなど

SNSには付き物の「いいね!」システム。



世の中には、

本当に良いと思わないと

「いいね!」を押さない主義の人と



知人の投稿を「見たよー」くらいの

軽い気持ちで「いいね!」を押すタイプの

2種類の人が存在しているようです。



ちなみに

私は完全に後者のタイプ。



タイムラインに

表示される「記事」には

基本的にすべて「いいね!」を

ポチっとするようにしています。



私はSNSに投稿したからには

「いいね!」が欲しいと思うので



老子先生と

チャルディーニ先生が言うように

「まず先に与える」ことで

いくらか「お返し」の「いいね!」が

あるだろうなと考えているんです(←姑息)



私なんかは軽いノリで

自分が与えられるもので

そんなに負担の無いものなら

「どんどんあげちゃえばいいじゃん」

と考えてしまうので



他人の「投稿」へは

「見たよ!」くらいのつもりで

基本的にすべて「いいね!」を押しています。



もちろん

公序良俗に反しているような

投稿へは押しませんけどね。



昔は当たり前のようにあった

隣近所でのお付き合いや

職場での「飲みにケーション」が少なくなって

人間同士の関係が希薄になった世の中だからこそ



以前より

自分への「承認」を求めている人が

多いのかもしれませんね。



ビジネスで考えても

この「先に与える」という発想は

見込み客との関係性を構築していく上で極めて重要。



ノウハウやお得情報を

「コンテンツ」として

無料で先に提供することで



いまだお客様になっていない

潜在的な「見込み客」と

つながるキッカケが訪れます。



山口では見かけませんが

エナジードリンクの「レッドブル」は



アンケートに記入すると

無償でレッドブルがもらえるプロモーションを

都会の街中で展開してたりしますよね。



「先に与える」ことは

一見コストのように見えるけれど

長期的で継続的な関係を見越せば

後々大きな利益に変わっていく。



ビジネスでは

このLTV(生涯顧客価値)の視点を

大切にしていきたいですね。



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日報コンサルタント 伊藤博紀

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