第277回 「違い」の因果関係を考える。

同じ業態でも「スタンス」が違えばこうも違う!?



先日、本社のメンバーで

近くのホテルの本格中華料理店に

食事に行った話をしました。

せっかくなので

近くのショッピングセンターの

敷地内にテナントとして入っている

「餃子の王将」さんへ行ってみて

「違い」を比べてみることにしました。



大衆向け中華料理チェーン店と

本格中華料理店を比べてみることに

そもそも意味があるのか?



そんな疑問ももっともですが


・顧客ターゲット

・立地

・利用シーン


などにより

メニューや価格帯、サービスに

どんな違いが生じるのか?



その因果関係を

考えてみるのも勉強になります。



飲食店が出店を考える際に、

経営者がどうしても提供したい

こだわりの「メニュー」があるなら



それを好んでくれそうな人や

利用されやすいシーン(場面)が多い

「立地」に出店することが繁盛店への近道。



逆に、

提供したい「メニュー」にこだわりがなく

どうしても出店したい「立地」があるのなら



そのエリアに立ち寄る「顧客層」と

「利用シーン」を想定して

提供する「メニュー」を決めるべき。



先日、訪れた

本格中華料理店は

ホテルの地下の立地ですから



「よそ行き」(よそゆき)の外食で

「非日常」「大切な人・場面」

「高い付加価値」「行き届いたサービス」で

利用されることを想定していますよね。



一方、

ショッピングセンター敷地内の飲食店は

「普段使い」「家族利用」「お手頃価格」

「必要最低限の接客」「早い提供」の飲食店です。



当たり前ですが

どちらか一方が正解で、

どちらか一方が間違いという

ワケでは決してありません。



どちらも素晴らしい飲食店ですよね。



ただ、

想定顧客、想定シーンが違うだけ。



要するに
どんなビジネスでも
お客様やニーズに合わせた
商品・サービスを提供することが
何よりお客様の「体験価値」を高める。



この原則を

忘れてはいけないということでしょうね。



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日報コンサルタント 伊藤博紀

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