第275回 SNS時代の情報の見極め方
その情報、バイアスかかっていませんか!?
台風24号、
ようやく通り過ぎましたね。
皆さまの住んでいる地域の
被害状況はいかがだったでしょうか?
JR東日本の「計画運休」で
午後8時全線運休はビックリしました。
私が住んでいる山口市は
聞いた範囲では、そこまで大きな被害は
出ていないのではないかと思います。
ところで、
いまや私たちの手元には
いつでもスマートフォンがあって
ここまで社会にSNSが浸透した世の中では
街中に報道カメラマンがいるようなもので
どんな小さな事件も衝撃場面も
立ちどころに世間の知るところとなります。
そうすると、
少し検索すれば
全国各地の台風の被害状況なんかも
瞬時にいくつも画像が出てくるので
まるで
私たちのすぐ身近で
未曽有の大災害が起きているような
気がしてきちゃうから不思議です。
とくに
台風21号が大阪を直撃して
屋根が飛んだり、クルマが横転したり
関西国際空港が封鎖されたりした衝撃が大きくて
その結果、私は
台風の接近に過剰に反応して
必要以上に「行動制限」してしまったんですね。
SNSで
過剰に情報収集をした結果
被害が起こり得る確率を
かなり高く見積もってしまった。
また、
マスコミ各社も批判を怖れて、
「不要不急の外出は控えて。」なんて
必要以上にアナウンスしているし、
気象庁や行政機関も
「大雨警報」「避難勧告」
「数十年に一度の災害の恐れ」とか
毎回のように発表しますよね。
要するに、
大事なところで
自分で「判断」せずに
「情報」に踊らされてしまった。
これでは後悔が残るはずです。
最終的に、
私は今回の台風24号に備えて
休日なのに家に引きこもって
どこにも出かけないという選択をしました。
勿論それはそれで
1つの選択肢なのですが
家の中から外を見てみると
雨、風、それほどでもない…。
いやいや、
分かってるんです。
何もないのが1番だって。
でも、でも
何、このモヤモヤ感。
読み間違えた自分に腹が立つ。
ウチの社長なんて
今回の台風の最中、
山口市内のカーディーラー
全部回ったそうなので強いですよね(笑)。
要するに、
世の中に発信されている「情報」は
対象者、エリア、時期など一律に
効果・影響が発生するわけではありません。
それを適切に読み取って
自分の判断、行動にどう活用していくか。
これが高度情報化社会を生きていく心得でしょうね。
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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