第247回 売り場を「一色」で塗りつぶす効果

「ウリの明確化」と

「本気度の見える化」がお客を動かす。



私のクライアントの

「食事処 ばんちゃ屋」さん。



週末には300人ものお客が訪れる

山口県宇部市では大人気の

ボリュームたっぷりメニューがウリの定食屋。



一番人気は

創業時からの定番メニュー

「チキンカツ定食」です。



この度

その「チキンカツ定食」に


「チキンカツ定食
 タルタル&サルサソースがけ」


という新バージョンが登場しました。



先日、私もお邪魔して

実際に食べてみましたが



ジューシーなチキンカツに

タルタルソースとサルサソースが

絶妙に絡まって美味しい!!



さて、

売上や集客と考えた場合、

大切なのはこれから。



せっかくの新メニュー、

来店されるお客様

すべての方に食べて頂きたい!



とくに

定食屋さんは

他の飲食店業態に比べて

お客様の「来店頻度」が高いので

飽きさせないためにも新メニューは大切。



でも、

「新作」メニューなんだから

特に何もしないで放っておいても

たくさん注文されるんじゃないの?



つい

そんな風に思って

しまわないでしょうか?



でも、実は

それがなかなか難しいんですよね。



どういうことかと言うと



たとえば、

POPを作って

メニューブックに差し込む、

SNSなどで情報発信する。



勿論これで

いくらか注文は増えるんですけど

全注文数に対する新メニューの割合が

5割どころか3割に届けば良い方です。



新商品・新サービスが

期待通りに売れない理由は大きく2つ。



1つは、お客様が

新商品・新サービスに気付かない。



もう1つは、お客様に

新商品・新サービスの魅力が伝わらない。



最初の

「気付かない」のは

お店の人が思っているほど

お客様は新商品・サービスに注目していないから。



お客様から

「え?そんなのあったの?」

と言われるのはお店「あるある」です。



もう1つの

「魅力が伝わらない」のは

他との「違い」が明確じゃないのと

ウリの本気度が弱いから。



この2つを

解消するには店内を

新商品・新サービス「一色」にするのが有効。



たとえば

飲食店の新メニューであれば


・A型看板でPR

・のぼり

・タペストリー

・SNSで情報発信

・ホームページ

・食べログ

・紙媒体(雑誌など)

・テレビ

・メニューブックでPR

・ビラをテーブルに貼る

・卓上POPを作る

・壁一面にビラを貼る

・声かけして「オススメ」する


など、

ここまで徹底的に販促して



ようやく

お客様の大多数が

新商品・新サービスの存在に

気付いてくれるようになる。



ここまでやるから

お店の「本気度」が伝わって

ようやく新商品・新サービスに

手が伸びる、試してみようと思ってくれる。



デパートや専門店の

クリスマスやハロウィン一色の

売り場をイメージしてみてください。



あるいは

大手飲食チェーンの

新メニュー販促を思い出してください。



「のぼり」から店内のBGMまで

新メニュー「一色」ですよね。



あそこまで

新商品・新サービス「一色」に

販促をかけられればお客様も

「そこまで言うなら…」と手を伸ばします。



結局、求められているのは

「買う理由」と「買うキッカケ」。



「ウリの明確化」と

「本気度の見える化」で

購入率を高めていきたいですね。



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日報コンサルタント 伊藤博紀

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「自分らしさを独自の強みに変えればビジネスは変わる!」 社員5名以下の会社の売上を伸ばす専門コンサルタント。 山口市、宇部市など山口県内を中心に飲食店、理美容室、士業、花屋、営業会社など多種多様な業種のクライアントの売上を改善させている。 ちょっとしたビジネスのコツ、販促のやり方など実際の事例を中心にお役立ち情報を発信中。