第243回 「感情」は伝染する
街中のケンカ
あなたは無視できる!?
先週の日曜日、
テレビをつけたら
NHK大河ドラマ『西郷どん』の放映中。
何気なく画面を観た私は
瞬間的に、そこからにじみ出る
緊迫感に釘付けになりました。
どうやら
幕末のターニングポイントである
「薩長同盟」が結ばれるかどうかという
タイミングの回だったみたいで
西郷吉之助(隆盛)役の
鈴木亮平さんをはじめ、
桂小五郎役の玉山鉄二さん、
大久保一蔵(利通)役の瑛太さん、
坂本龍馬役の小栗旬さん、など
日本を代表する役者さん達が
真剣な眼差しで、なりふり構わず
口角泡を飛ばしながの熱演に
私はすっかり魅せられてしまったのです。
あくまで演技であるはずなのに
歴史上の人物たちが憑依したかのように
死ぬ気で演じてらっしゃるんでしょうね、
それはそれは迫力ある場面でした。
このように、
私たちはたとえ他人であっても
「感情」のこもった表情や言葉、身振りを
なかなか無視することができません。
同じように
街中のケンカなんかも
つい魅入って野次馬しちゃいますよね(笑)。
私たち霊長類などの高等動物は
ミラーニューロンという神経細胞を持っていて
自ら行動する時と、他の個体が行動するのを見ている
状態の両方で活動電位を発生させるようなので
他人の喜怒哀楽を見て、
まるで自分が同じ感情であるかのように
錯覚してしまうのかもしれません。
たとえば
スポーツなんかだと
感情を前面に出す対戦相手に
飲み込まれて力が発揮できないなんて
日常茶飯事のように起こりますよね。
逆に、
懸命に戦うたった一人の選手が
チームの勢いを変えることもザラ。
結局、
どこまで行っても
私たち人間は「感情」の影響から
逃れることは決して出来ないし
また、手放すべきでもないのでしょう。
私たちに出来ることは
スポーツで大声を出して
チームを奮い立たせるように
職場の雰囲気や
モチベーションを維持できるように
あいさつ、感謝の言葉など
当たり前のことを徹底することなんでしょうね。
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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