第238回 「上達」の秘訣は「繰り返し」
一芸は多芸に通ずる。
なぜなら上達には作法があるから。
私は本を読むときに
重要だと思う箇所に「4色ボールペン」で
ラインを引きながら読みます。
何故そんなことをするかと言うと
次にまた読むときに重要な箇所に
再アクセスするのが格段に速くなるから。
また、
もう1つ気をつけているのは
同じ本を
なるべく3回は読む
ようにしていること。
その理由は、
一度読んで理解したつもりでも
時間をおいて改めて本を読むと
前回以上の「気付き」と「学び」があると
経験上わかっているからです。
これは私の解釈ですが
人は「繰り返す」ことで段階的に理解を深めて
今までとは別の「視点」を獲得するのではないか?
私はそんな風に
「学び」と「上達」を捉えています。
だから、
昔から言うじゃないですか。
参考書は
あれこれ手を出さずに
これと決めたものを何度もやれって。
私できなかったクチですけど(笑)。
そう思うと
私たちが物事を「上達する」には
同じ動作、同じプロセスを「繰り返す」ことが
重要なキーワードになっているのでしょう。
たとえば
何かのスポーツが上手くなりたければ
正しいフォームを身に付けるのが最短距離、
これには納得してもらえるのではないでしょうか?
たとえば、
野球の「バッティング」なら
バットの構え方にはじまり、
テイクバックからスイングまでの動作、
スムーズな重心移動と回転運動で
バットがボールに当たるインパクトの瞬間に
最大のエネルギーを集中できる身体の使い方を
身に付ける必要がありますよね。
でも、
ゼロから自分で見つけるのは大変なので
偉大な先人が編み出したフォームを真似て
自分でも同じように出来るようになるのが
バッティングが上達する近道でしょう。
このように
物事が上達する近道は
ベストプラクティスの「模倣」と
その「繰り返し」です。
私がなるべく3回は
本を読むようにしているのは
ただ情報の「インプット」で終わらず
効果的な「アウトプット」をしたいから。
つまり、
「わかる」から「できる」へ
自分の「視点」を引き上げたいんですね。
この「模倣」と「繰り返し」は
スポーツでもビジネスでも
どんなことにも通ずる上達の奥義。
このことをしっかり理解して
物事に取り組んでいきたいですね。
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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