第234回 「任せる」が成長の第一歩。
自分で何でもやってしまう経営者の方へ
私のクライアントさんが
9月に新店舗をオープンさせるんですね。
忙しいドタバタの中での
オープンになるので何かと心配。
先日の「定期面談」では
私が気になることを1つ1つ
チェックしていったんですけど
どうやら
ビックリするくらい
「ヌケ・モレ」がある模様(苦笑)。
いやいや、
もうオープンまで時間が無いので
急がないと本当にヤバいです。
何故こんなことになるかと言うと、
経営者が営業現場に入りつつ
新店舗の準備をしているので
どうしても計画の進捗に
ヌケ・モレ・遅れが出てしまう。
採用難で
人手不足なのもあるけれど
経営者にしか
分からない、決められない
業務が多すぎるのも原因の1つ。
でも、今回は
本当に進捗がヤバいので
検討課題に対して
社員がいくつか候補を出して
これでどうか?と社長に提案、
最終決定をしてもらう流れに。
これを機会に
社長以外にも判断ができる
スタッフが育てばいいなと切に願います。
そう言えば
わたし自身のキャリアを
振り返ってみても
・コンビニ店長(本部社員)
・営業所所長(広告代理店)
・統括マネージャー(創業メンバー)
などなど
自分で何とかするしかない!
という切羽詰まった状況の時ほど
いつもより集中力が高まって
成長できたような気がするんですよね。
誰かに頼っているうちは
学ぶべきことがあっても吸収できず
ちゃんと教えられても「上の空」なのかも。
そう考えると
人の成長に必要なのは
「任せる」(権限移譲)こと。
たとえば、
私がコンビニの
店長をしていたとき
シフトに入っていない日は
敢えて県外に遊びに行っていました。
何故かと言うと、
店舗の近くのアパートを
借りて住んでいたので
店舗にトラブルが起こると
スタッフにすぐに呼び出されるので
それを避けたかったからです(笑)。
いま考えると
ひどい店長だったと思いますが
結果としてスタッフの成長につながったのは
この「放任主義」が良かったのかもと思います。
不思議なもので
トラブルが起こって
何度か電話で指示を出したり
対処法を伝えているうちに
スタッフとしても
目の前のトラブルに
自分で対処するしかないわけですから
次第に
私がいなくても
トラブルに対処できるように
なっていきました。
結局、
仕事で「成長」できるかどうかって
どれだけ「判断」と「結果」を経験できるか、
これに尽きるのではないか?と思います。
そんなの怖くて出来ない!
経営者の方の
その気持ちはよく分かりますが
スタッフさんの成長の機会を奪わないように
相手を信じて「任せる」ことをしていきたいですね。
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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