第232回 「労働生産性」の低さが不幸の始まり

マニュアルの不備こそが

ビジネスの成長を阻害している!?



ちょうど今

中小企業庁が毎年発行している

2018年度の『中小企業白書』を

読んでいるんですね。



それによると、

規模の大きな企業に比べて

小規模企業の方が総じて

「労働生産性」が低いということが

データをもとに分かりやすく示されています。



労働生産性=アウトプット÷インプット

なので、この値が低いということは

同じ商品・サービスを生み出すのに

他社より長い時間働かなければならない、

あるいは、同じ時間で少しの

アウトプットしか生み出せないということ。



つまり、働き方の効率が悪いということ。



要するに

労働生産性が低いビジネスは

働いてくれているスタッフに

他社よりも負担を強いているというワケ。



そうやって考えると、

すべてのビジネスにおいて



労働生産性の改善は

経営者の取り組むべき「義務」だとさえ

言えるのではないでしょうか。



そして、

「労働生産性」の改善には

「業務プロセスの見直し」が必要で



きちんと「業務の標準化」を行ない

未経験でも誰でも上達するように

「マニュアル化」を進めていくことが大事。



労働生産性が悪ければ

ライバルとの競争でも不利になるし、



必要以上に

スタッフに負担がかかれば

耐えかねて辞めてしまうかもしれない。



そんな事態は

絶対に避けたいですよね。



たとえば

外食産業において



なぜ大手が他社より安く

商品・サービスを提供できるかと言えば



スケールメリットによる

安価で仕入れできるのも勿論ですが

業務の「標準化」によりオペレーションが向上して

席数というキャパがある飲食店で

「回転率」を高めているのが大きい。



飲食業だけではありません。



先日のニュースで

値上げが報道されていましたが



国内542店舗を持つ(2017年時点)、

1,000円カットの「QBハウス」は



「エアウォッシャー」と呼ばれる

カット後に頭に残った髪を

一気に吸い上げて取り除く器具で、



通常20〜30分はかかる

シャンプー&ブローの時間を

数十秒へ一気に短縮しました。



これにより

水道代とシャンプー代も

節約することに成功しています。



このように

良いか悪いかは別にして

労働生産性を向上させ、一般の理美容室の

4、5倍の回転率を実現したことで

ビジネスが大きく拡大しました。



大手の大手たる所以は

高い生産性にあると言っても

過言ではありません。



ビジネスの成長を早め、

一気に拡大していくには

生産性の向上が必要不可欠です。



あなたのビジネスで

当たり前になっている

「業務プロセスの見直し」

この機会に進めてみませんか?



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日報コンサルタント 伊藤博紀

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