第216回 「テクニック」より大切なもの。
情報化社会において
テクニック・ノウハウの習得は成功の王道!?
巷には
コミュニケーション、営業など
人間関係をより良くするテクニックを
学ぶための本がたくさん溢れていますよね。
それだけ
私たちは人間関係の改善や
相手を説得する難しさに
苦労しているということでしょうか。
古今東西、
人生の悩みごとの大半は
「人間関係」に由来するものだし、
人を「説得」して
相手の価値観・行動を変えることができれば
どんなビジネスでも成功するでしょう。
しかし、
テクニックだけで上手くいくなら
こんなにも世の中にノウハウ本が
溢れるものでしょうか?
私たちは
大切な「何か」を
見落としているのかもしれません。
たとえば
女性を口説きたいと思ったとき
耳障りの良いフレーズ、
薄暗いBARのカウンター、
相手と同じ仕草を取れば
親近感を得られるという同調効果。
断片的には効果があるでしょうけど
もし心の底から相手のことが好きなら
つたなくても正直に気持ちを伝えた方が
相手の心を打つことも多いでしょう。
営業でもそうですが
自分の「身振り」「口ぶり」、
発しているメッセージのすべてを
コントロールすることなんて不可能に近い。
テクニックより大切なことは
自分の「信念」を相応しいものに変えること。
相手の役に立ちたい。
相手に幸せになって欲しい。
お客様に出会えた喜びに感謝する。
など
心から信じている想い(信念)を持っていれば
そこから発生する「身振り」、「口振り」、
すべてのメッセージは相手の心を打つものになる。
「信念」を持たずに
テクニックばかり学んでも
どこかで破綻してしまうことは目に見えています。
このことを
組織や会社で考えた場合、
やっぱり「ビジョン」が
大切になってくるのではないでしょうか?
1対1のコミュニケーションなら
まだ何とかなる場合もあるかもしれませんが
たくさんの人が集まる
組織や会社やビジネスの場合、
「理念」「ビジョン」を共有して
行動や商品・サービスに落とし込まないと
外から見た場合にメッセージが一貫しないので
相手の行動を変えることは出来ないでしょう。
「クレド」(信条)で有名な
高級ホテルのリッツカールトンの場合は、
「紳士淑女をおもてなしする
私たちもまた紳士淑女です」
ですよね。
このクレドがあるお陰で
リッツカールトンの従業員は
業務を遂行するのに「人間性」を磨く必要がある
ということをはっきりと理解できます。
テクニックより大切なもの。
それは「理念」「ビジョン」です。
会社の「理念」「ビジョン」も
きちんと整えておきたいですね。
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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