第206回 「花火」や「祭り」はなぜ人を惹きつけるのか?

IT技術は本当に万能なのか!?



ITが発達した現代社会、

世界中の美しいものが

部屋に居ながらいくらでも見れる時代。



どうして私たちは

暑い中、人混みに揉まれながらも

「花火」を観に出かけるのか?



週末、お隣の宇部市で開催された

「宇部市花火大会」に出かけてきました。

昨年は14万人もの人出だったようです。

私たちが

「花火」や「祭り」に惹かれる要因は

「非日常」「ライブ感」「賑わい」に

あるのではないでしょうか。



どれだけインターネットで

世界中の景色や珍しいモノが見れる時代でも

パソコンやスマホの四角い画面で見るのと、

実際に肌で感じるのとでは大きく違います。



磯の匂いや、屋台の食べ物の匂い、

生温かい「風」や360度のパノラマ、

「人混み」で感じる言いようのない高揚感は

「現場」に行ってみないと経験できません。



画面から受け取る「情報」は

せいぜい視覚だけのものですが



「花火」や「祭り」の現場では

先に述べたように五感すべてで体験するので

印象も強くいつまでも記憶に残りますよね。



インターネットが発達し、

音楽が1曲ずつダウンロードできるようになって

昔のようにCDが売れなくなりましたが



「非日常」や「賑わい」を求めて

各地のライブや夏フェスなどは大人気。



この2つの事例からは

学ぶことがたくさんあります。



たとえば

小売業はジェフ・ベゾス率いる

巨大なECサイト「Amazon」帝国に

飲み込まれようとしていますが



店舗でしか経験できない

「非日常」や「ライブ感」を

演出することで対抗できないでしょうか?



また、

飲食店はコンビニの弁当などの

「中食」にシェアを奪われているので



お客様がわざわざ

飲食店を利用する「付加価値」を

提供しなければ生き残っていくのは難しい。



職人が作る専門的な料理、

心細やかなホールスタッフの接客、

非日常を感じる内外装など

店舗で出来ることはたくさんあるはず。



要するに、

インターネットなど

IT技術がどれだけ発展しても

人の本質はそんなに変わらないので



「リアル感」「ライブ感」「賑わい」など

ITでは追及できない魅力も忘れずに

ビジネスを設計するようにしたいですね。



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日報コンサルタント 伊藤博紀

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