第203回 その場で判断するから「人は易きに流れる」
何度も何度も繰り返してしまいませんか?
人間とは弱いもの。
目の前の「楽しみ」にすぐ負けてしまう。
私もやっぱりそうでした。
来週は仕事がパンパンに詰んでいて忙しくなるから
休みの日に仕事して「作業量」を分散しておかないと
大変なことになると分かってたのに…。
花火を観に行ったり
カラオケに深夜まで興じてしまったりと
休日を満喫してしまった…。
別に、休みだから良いんだけれども。
人間は「快」と「不快」の
行動原理で動いているとよく言われます。
「食欲」「睡眠欲」「性欲」の
人間の三大欲求はもとより、
「勉強する」よりは「テレビを観る」、
「背筋を伸ばす」よりは「ダラダラ姿勢」など
私たちは、
楽な方、楽な方、
快適な方、快適な方へと
行動を選択してしまいがち。
まさに、孟子の言う
「水は低きに流れ、人は易きに流れる」
ですね。
人間の持つ、
この好ましくない行動特性を回避するなら
その状況に遭遇した際の
「判断基準」を事前に決めておくべきでしょう。
たとえば
・夜9時を過ぎたらモノを食べない。
・夜は12時までには寝る
・ゲームは1日1時間まで
など
私たちが流されてしまいそうな
状況を想定しながら「先回り」して
「判断基準」を決めておく。
そうすれば
望まない行動を取るリスクは
確実に減るのではないでしょうか?
たとえば
ある上場企業の
接客対応マニュアルには
暴力団への対応の仕方や
その際の心構え、考え方が
こと細かに文章にして書かれています。
そういった
反社会的勢力への対応は
誰だってビビったり
お金を払って穏便に済ませようとする
誘惑にかられてしまうので
事前に
対応マニュアルを作っておかないと
スタッフが望ましくない行動を取ってしまいます。
同じように、私たちも
「判断基準」や「対応の仕方」を決めておかないと
「人は易きに流れるもの」なのです。
望ましくない行動を減らしたいなら
「判断基準」や「マニュアル」を作って
対応してみてはいかがですか?
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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