第183回 「カタチにしてイメージを共有する」

どうしてこんなに伝わらないものなのか?



私は前職で

10年間営業をやっていました。



それなりに成果も出したし

人に伝えるのはどちらかと言うと

得意なのかなーなんて自惚れていました。



しかし、

この会社に入って

集客や販促に関する

少しだけ専門的なことを伝える際に



人の「認識」って

こんなにもズレてしまうものなのか

ということを痛感しています。



でも、これは「伝える」側の責任。



私がきちんと

相手が理解できるように伝えていないので

クライアントさんも私が望むような

適切な行動に移せないということ。



つまり、伝える側が
情報の「受け手」のことを考えて
2者の間に流れる「情報ギャップ」を
きちんと埋めることのできる伝え方をすること。



その際の有効な方法の1つが

相手とアウトプットイメージを共有すること。



それには、1つは「文字」にすること。

もう1つは、図やグラフにして理解しやすくすること。



要するに、

カタチにして「見える化」して

お互いが「ズレ」を修正できるように

アウトプットイメージを共有することが大事。



たとえば

私たちが子供のときに

学校で勉強を教わるのに



文章化された「教科書」や

理解を促進するための「資料集」が

どんな科目でも必ずありましたよね。



もし教科書が無かったら

きっと子供の理解力では

先生の板書を写したり、聞いただけでは

知らない概念を理解するのは無理でしょう。



同じように

たとえ大人であっても

知らない概念を聞いただけで理解するのは

なかなか難しいですよね。



だったら

私たちが人に何かを伝えるとき

やはり「テキスト」や「資料」など

アウトプットしたものを用意するべき。



これは「スタッフ指導」でも同じですよね。



経営者のような事業への熱意もなく、

経験も浅い人に伝える、教えるのですから

「伝え手」と「受け手」の間には

大きな「ギャップ」が存在しているはず。



それなのに

口頭だけで伝えようとしていませんか?



飲食店のクライアントさんに聞いた話だと

最近の学生アルバイトさんなんかは

「マニュアルないんですか?」って

平気で聞いてくるそうですよ。



しかも、

「マニュアル」もないような

お店で働くことは敬遠して

辞めて他店に移っちゃうことも珍しくないとか。



そんな事態は避けたいですよね!?



教えられる側からしても

下手くそな伝え方で教えられるより

「マニュアル」を参照しながらの方が

理解が進んで上達も早いでしょう。



伝わらないリスクを

少しでも減らすために



物事はカタチにして

イメージを共有するように

していきたいですね。



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日報コンサルタント 伊藤博紀

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