第151回 基準を決めて「定点観測」する
野球のバッターが
どれくらい打つのかを知るには
何を「基準」にしたら良いでしょうか?
言うまでもなく
「打率」や「ホームラン数」ですよね。
野球のテレビ中継では
バッターの名前の下や横に
「打率」と「ホームラン数」が
必ず表示されてますもんね。
そのバッターが
どのくらいの確率で
ヒットやホームランを打つのかは
この2つの「指標」で大体わかります。
では、経営の場合はどうなのか?
たとえば、
飲食店のQSC。
これは
飲食店の経営における
3つの大切なポイントのことで
Q(Quality)は料理・メニューの品質、
S(Service)はサービス・接客のレベル、
C(Cleanliness)はクレンリネスで
店内・調理場の「清潔さ」のこと。
この3つを高いレベルで維持することが
お客様が感じる「満足度」につながり、
飲食店の経営が安定すると言われています。
でも、これって
簡単なようで意外と難しい。
なんでかって
ずっと店の中にいると
他に比べるものがなくて
次第に自己流になってしまうから。
だから、
料理の味はバラツキはじめ
接客は人・タイミングによって
やってることが全然違っていたりする。
クレンリネスに関しては
意外なことにお店の人ほど
汚れや「ほこり」に気付かなかったりする。
要するに
悪い意味で慣れちゃうんですね。
「QSC」は飲食店の
「基準」みたいなものだから
「客数」が落ちてきたり
「客単価」が下がってきたりしたときに
もう一度、初心に戻って見直すのには
役に立つ「基準」なんじゃないでしょうか?
同じように
どんなビジネスでも
経営状態を測る「基準」の
ようなものがあるはずですよね。
飲食店なら「QSC」。
ホテルなら「客室稼働率」。
営業職なら「アプローチ件数」と「成約率」。
といったように
その業種・業態における
ポイントとなる指標、項目が必ずあります。
大切なことは
それらの経営のポイントを
「定点観測」すること。
「定点観測」すれば
その変化に気付くようになるし
もし悪化していれば
「改善」の手を打つことも出来る。
じゃ、どうやって
「定点観測」するかと言えば
やっぱり書き出すこと、
「日報」しかないでしょう(笑)。
そういうわけで
経営の「定点観測」をしましょう。
そのために「日報」を書きましょうね。
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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