第145回 「好き嫌い」が招く、いびつな世界

私たちの「好き」と「嫌い」は

どこから来ているのか?



私は

「先送り」する人、「約束」を破る人、

「偏見」を持っている人が嫌いです。



いきなりすいません。



自分勝手な先制攻撃も

甚だしいですよね(苦笑)



どうして私たちは

こんな自分勝手な「感情」を

抱いてしまうことがあるのか?



1つのヒントとなるのが

心理学の「投影」という考え方。



「投影」とは

自我の防衛機制の1つで



自分の持っている

ある「衝動」や「資質」を認めたくないとき



自分自身を守るために、他の人間に

その悪い面を押し付けてしまう心の働きのこと。



つまり、

冒頭に告白した

私の「嫌いなタイプの人」は



実は、私が密かに持っている

認めたくない自分の「嫌な面」であったり



あるいは、

過去にそのような振る舞いをされて

傷ついた経験があるからかもしれない。



要するに、

嫌な面を相手に「投影」して

自分自身を守ろうとしているワケです。



自分が嫌う相手の中に

実は、自分の嫌な面を見ている。



でも、本人(私)は

なかなかそのことに気付かない。



でも、こうして

改めて振り返ってみると

自分の未熟さに呆れ返りますね(笑)



もしかしたら

「好き」「嫌い」という

自分の矮小で、いびつな「視点」で

物事を眺めていないだろうか?



そう自分に問いかける

クセをつけていきたいと思います。



これって何気に

ビジネスでも同じ。



嫌いなお客様、

嫌いなスタッフ、

嫌いな経営者。

そして、嫌いな経営手法。



世の中を

「好き」と「嫌い」だけで分けていたら

いつの間にか自分が一人ぼっちになってしまうかも。



あ、私のことですか?(笑)



ビジネスにおいては

自分や、自分のビジネスのことを

なんとなく「好き」でいてくれる人ではなく



強烈に、ひたすら「愛してくれる」人と

末永くお付き合いしていくのが理想。



その前提として

最初にある程度たくさんの

お客様と知り合う必要がある、

ということになりますよね。



また、

ビジネスモデルを考える際にも



あまりに激しく「好き」「嫌い」してしまうと

肝心の「レンズ」が曇りがちになって

正確に「市場分析」ができない恐れも。



ビジネスの鉄則は
自分がやりたい事よりも
世の中の「悩み・困りごと」に
フォーカスすること。



たとえば、

史上最年少の25歳1カ月で

「東証一部上場」を果たした

株式会社リブセンスの村上太一社長は



求人情報サイト「ジョブセンス」で

「成果報酬型」のビジネスモデルを構築して

企業の求人広告「掛け捨て」リスクをゼロにしました。



また、

宿泊支援サイトの「Airbnb」は

創業者ブライアン・チェスキー氏が

自らの家賃が払えない状況を解決するため



部屋を「貸す人」、「借りる人」をつなぐ

シェアリングビジネスを始めました。



このように、

世界を変える

起業家のアイディアは



「好き」「嫌い」ではなく

真摯に「市場」と対話した結果。



私たちも

自分の「視点」の限界に気付き

世の中の物事や人を「フラット」に見る

姿勢を持てるよう心掛けたいですね。



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日報コンサルタント 伊藤博紀

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