第137回 ビジネスの「照準」と「土台」はズレていないか?

「土台」が先か、「照準」が先か?

それとも2つ同時なのか?



先日、友人と遊んでいて

久し振りに「ビリヤード」をやってみたんですね。



そうしたらもう

ボールを全然「ポケット」に落とせない。



あれー、もう少し

上手にできなかったかなぁ、なんて。



ビリヤードは

落としたいボールの中心と

ポケットの中心を直線で結んだ

「仮想球」をイメージして



あとは「手玉」をまっすぐ突けば

ボールはポケットに落とせます。



だから、その「目測」

つまり「標準」がズレてるのかもと。



でも、何ゲームかプレイしても

なかなかそれが改善されない。



どうしたもんかと思っていたら

ふと気付いちゃったんです。



あれ、もしかして

「ブリッジ」が安定してないのかもって。



「ブリッジ」というのは

「キュー」を突くとき

シャフトを支える手の形のこと。



「スタンダードブリッジ」、

「オープンブリッジ」、

「レールブリッジ」など

いろんな形が存在するんです。



たとえば、野球のピッチャーの

下半身がふらふらと安定しなかったら

コントロールが定まらないのと同じように



ビリヤードでも

「ブリッジ」がぐらぐらしては

まっすぐボールは突けません。



この私の「仮説」は大当たりで

「ブリッジ」を少し見直したら



面白いようにボールがポケットに

落とせるようになりました。

(あくまで素人レベル)



このように

「照準」はもちろん大切ですけど

「土台」がグラついてしまっては

「タマ」は真っ直ぐ飛んでいくはずありません。



これはビジネスでも同じ。



(照準)ターゲット顧客に狙いを定めて

(タマ)商品・サービスを提供しようとしても

(土台)「組織」や「仕組み」が安定していなければ



提供される「商品・サービス」は

やっぱりどこか「ズレた」ものになるでしょう。



たとえば、飲食店で

せっかく「新メニュー」を開発しても

提供するスタッフの接客が悪ければ

お客様は少しも「価値」を感じてくれませんよね。



あるいは、ネットショップで

どんなに付加価値の高い商品や

安い商品を販売したとしても



「サンキューメール」や

「発送作業完了メール」の不備、

商品が届くのに長い時間がかかったりすれば

クレームにつながることだってあるでしょう。



その点、大手企業は

オペレーションが安定しています。



どのお店でサービスを受けても

最低限のクオリティは保証されています。



それに対して

個人店・零細企業では

組織・仕組みが安定しないために

伸び悩むケースがとても多いんです。



そうならないためには

「仕組み化」「マニュアル化」が不可欠で、

その第一歩となるのが「言語化」です。



でも、この作業は

経営者が行なわなければなりません。



なぜなら経営者みずから

現場でもっとも効率の良い

「仕事の仕方」(オペレーション)を見つけたり、



もっともお客様にとって

「付加価値」の高いサービスを

見つけなければならないからです。



これは他の誰でもない

「経営者」が行なうべき仕事。



でも、「言語化」ができて

「仕組み化」「マニュアル化」ができれば

あとは経営者以外の誰でも同じように

質の高い仕事ができるようになりますから。



でも、どうせなら

事業規模がまだ小さいうちに

ビジネスの「土台」を安定させたいですね。



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日報コンサルタント 伊藤博紀

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