第126回 前提を疑え!

「無理だ!」と
最初から諦めていませんか?



世間は

ゴールデンウイークで

どこに行っても人だらけ。



そういう私も昨日、

山口県長門市油谷にある

「元乃隅稲成神社」に行ってきました。



一緒に出かけた友人が

「行ったことがない」と言うので



同じ長門市の仙崎に

グランドオープンした

「センザキッチン」に行った

ついでに再訪してみることにしました。



もうね、人出が凄いんです。

完全に人気観光地化していて

鹿児島、大阪ナンバーの車なんてザラですもん。



私は何も考えずにふらっと

クルマで向かったもんだから

大渋滞を予想してなかったんですよね。



クルマの「ナビ」から

Googleナビに切り替えて

混まない道を行こうとしたのが大間違い。



やっぱり人ってのは

同じことを考えるもので



細い山道に

たくさんの車が集中したもんだから

行き交う車同士がすれ違うことが出来ずに

まったく進まない。



結局、近道したつもりが

1時間以上も足止めされてしまう状況に。



かと言って、一般道は

最初から渋滞予想がされていたワケで。

いかんともしがたい状況ですね。



ところで、

この元乃隅稲成神社。



もともとこんなに

人気の観光地ではなかったんです。



だって、

山口県民の私が知らなかったんですから。



有名になったキッカケは

アメリカのニュース専門の放送局であるCNNが

「日本の最も美しい場所31選」に選んだこと。



ちょうど「Instagram」など

SNS人気と相まって外国から火が付きました。



でも、ここで注目すべきなのは

その人気の核となる123基にもなる

朱色の鳥居の設置は1987年からと

わりと最近になって設置され始めたということ。



つまり、

菅原道真公が祀られた太宰府天満宮や

全国3万社の総本社、京都の伏見稲荷大社など

有名どころの神社と比べてみても



歴史も由来も、お金など

どんなリソース(経営資源)も

元乃隅稲成神社はほとんど

持ち合わせていなかったという事実です。



そんな不利な状況を

神主の岡村頼樹さんが

10年の歳月をかけて123基の鳥居を

100m以上に渡り設置したところ

先述の大ブレイクを果たしたんです。



この経緯って

とても示唆が大きいと思うんです。



ちょうどいま山口県では

「明治維新150周年」ということで


・大河ドラマの「花燃ゆ」

・萩市の世界遺産登録

・「花博」


など



数年前から

計画的に観光客を呼び込む

「動線」が続々と整備されてきました。



しかし、一方

「元乃隅稲成神社」のように

とくに意図されたわけでなくとも

世界的に注目される

人気観光地化することもある。



ここで大切なことは

情報の取得コストと発信コストが

限りなくゼロに近付いている現在、



あふれ出る情報洪水の中で

注目される「違い」があって

それを広く世間に発信ができれば



どんなもの、どんなビジネスでも

大きく成長できるチャンスがある、

という時代なんだと思います。



私が大切にしている


・知ってもらう
・選んでもらう
・リピートしてもらう


という「繁盛3原則」も

ここに根差しての考えです。



この時代の構造の変化をきちんと読み取り、
「前提を疑って考えてみる」ことで
少ないリソースでも一点突破できる
チャンスが広がるのではないでしょうか?



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日報コンサルタント 伊藤博紀

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