第116回 「安売り」でプライドを売ってはいけない
「安売り」には
本当にいいことがありません。
「安売り」で稼ぐには
たくさん売らなければいけないのに
小規模企業や個人ビジネスでは
その「量」を売る体制が
整っていないことが多いからです。
また、値段を下げれば
「利益」を圧迫して
「大量に」売らなければ
「儲け」にならないし
「安くてそこそこ」の勝負では
資金力の豊富な大手に
勝てるはずがないですよね。
大量販売が可能な「物販」ならともかく
席数の決まっている小規模な飲食店や
MAX利用人数のある施術系のお店なら
「安売り」することは
忙しいだけで儲けが残らないし
「百害あって一利なし」でしょう。
何より、
こだわりを持って始めた
あなたのビジネスを「安売り」して
「価値」を下げることになってしまいます。
「安売り」は
あなたのビジネスの「プライド」を
切り売りしているのです。
確かに、「安さ」をウリにすれば
一時的にお客様が増えるような
気がするかもしれません。
でもそれは、
「安ければどこでもいい」という
価格だけで判断するお客様を
「引き寄せる」だけ。
「安さ」で選ぶお客様は
あなたのビジネスの
「ファン」にはなりにくいし
もっと安いところがあれば
簡単に流れていってしまう
でも、気持ちは分かります。
なかなかお客さんが来ないと
不安で居ても立っても居られなくなるし
「固定費」だけでも
回収できた方がいいんじゃないか?
そんな風に思ってもしまいます。
先日、こんなことがありました。
私のクライアント様の1人は
質の高いサービスを提供しているのに
開業したばかりで自信がなくて
業界水準を下回った料金設定をしています。
でも、先日
その方のサービスを受けたお客様が
「病院に行ってもダメだったのに
嘘みたいに身体が楽になった。
この料金は安すぎる!」
と、料金の3倍以上のお金を
無理やり支払って帰られました。
この出来事は
経営者に自信をつけたようで
適正な料金水準に改定する
キッカケとなりそうです。
「こだわり」があるなら
決して「安売り」してはいけません。
「安い」にはそれなりの「理由」が
「高い」のには正当な「理由」があるはずだと
私たちは無意識に思ってしまう生き物。
適正な「価格・料金」でも
購入・利用してくれるお客様、
あなたのビジネスの価値を理解してくれて
将来ファンになってくれる方を
工夫して「集客」するべきです。
その方が
商品・サービスの価値向上のために
より努力できるというもの。
もしあなたのビジネスが
「安売り」しているのなら
少し、見直してみませんか?
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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