第113回 ファッション誌を「2軸分析」してみる

あー、あのファッション誌ね。

「何系」って言えばいいんだろ?

上手に伝える方法ってあります?



世の中って複雑ですよね。



「これはこうだ!」とは

なかなか決めつけられない。



そんなとき

多少の誤解を含んでも
物事を「簡略化」することで
見えてくることも多いもの。



たとえば

私は「ファッション」好きなので

男性ファッション誌をよく読んでいて



その際にジャンル・スタイル等を

自分なりに分かりやすくするために

頭の中で「2軸分析」しています。



自己流なので

ご容赦いただきたいのですが



私はファッションには

大きく「キメ」と「抜き」の

2つのパターンがあると思っていて



たとえば

「ビジネススーツ」は勿論「キメ」。

「ビジュアル」系も「キメ」、

パンツにシャツインも「キメ」(笑)。



「キメ」は「トラッド(伝統的)」と

言い換えても良いかもしれません。



対して

「ぬき」のカテゴリーには

「ストリート系」全般、

「カジュアル」、「スポーツ」系など。



イメージ的には

一部のスキのない

キメキメのファッションではなく



スタイルの一部を

「崩す」「ハズす」ことで

「こなれ感」を出すみたいな。



「腰履き」したり

足元にスニーカーを合わせたりなど

いわゆる「ぬけ感」を出す感じ。



しかし、

「キメ」と「ぬき」だけでは

分類しきれないジャンルも出てきます。



たとえば男性ファッション誌の

『men’s FUDGE』と『CLUEL homme』。



どちらも「キメ」っぽいのですが

この2つのファッション誌の間には

明確な違いがあるような

気がして仕方がなかったんです。



そこで、私は

「ハイエンド」と「ローエンド」という

値段や品質を意味する概念を思い付き、

自分の中の「2軸分析」に取り入れてみると

凄くスッキリすることに気付きました。



「ハイエンド」「ローエンド」とも

スタイルを区別するものでないないのですが

ファッション誌の紙面の「雰囲気」に

この2つの概念が大きく関わっている。



「ハイエンド」な洋服、小物を

紙面に掲載すれば当然、

このアイテムの良さ、歴史、特別感など

ラグジュアリーな雰囲気の紙面になるし



「ローエンド」なアイテムだと

1つのアイテムにフォーカスするというよりは

たくさんのアイテムを掲載して「着回す」ための

比較検討させることを重視した紙面になる。



これが先ほどの2つの

ヨーロピアンスタイルの男性ファッション誌を

分けている軸だったことに気付いたのです。



ちなみに、私なりの男性ファッション誌の

「2軸分析」は以下のようになります。

断っておきますが

これはあくまで私流の解釈。



ちなみに

カジュアル・モテオヤジ系の

『OCEANS』や『LEON』『MADURO』などは

私の興味がなく読んでないので対象外。



まぁ何が言いたいかと言うと

このように「2軸分析」で簡略化すれば
複雑なものも「簡略化」できる
ことがありますよ、という話。



せっかくなので、

この機会に御社のビジネスの

「ポジショニング」や「競争戦略分析」、

「2軸分析」で分かりやすくしてみませんか?



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日報コンサルタント 伊藤博紀

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