第102回 「緊張との向き合い方」を学ぼう

会社の社長や
マネージャーなんかをやっていると
「人前」で話す機会って案外多いですよね。



そういうのに

「苦手意識」ってないですか?



私はあります。


実は私、
かなりの「あがり症」なんです。



とくに

人前に立っている「瞬間」より

それを「待っている」時間が本当に嫌い。



人前に立つ「時間」が近付いてくると

心と身体がなんだか「ふわふわ」してきて

逃げ出したくなるような「不安」で

全身が埋め尽くされます。



「あがり症」の人は似たような

「悩み」をお持ちではないでしょうか?



でも、

本当に逃げ出すわけにはいかないから


吐きそうな気持ちを無理やり抑えて

「えいや!」と力いっぱい前に出る。

そして、全力を発揮できずに終わる。



この繰り返し。



なんとかして「緊張」に向き合う

上手な方法はないのでしょうか?



そこで、わたくし考えてみました。


私たち「あがり症」の

「緊張との向き合い方」を。



私の例で恐縮ですが


昨晩は、

わが日報ステーション主催の

定例ビジネスセミナー、


「第49回 限界突破セミナー

『売る力とエンタメ経営』で限界突破。」


でした。



いつもはプロの方に

「司会」をお願いしているのですが

今回はあいにく誰もつかまらなかったので



久し振りに私に

「司会」の大役が回ってきました。

80~100名の前での大仕事です。



思い起こせば2年前。



はじめて私が「限界突破セミナー」の

「司会」をやらせてもらったときは


「緊張してたねー」
「ロボットみたいだったよ。」


と知人の社長さん達に

からかわれるほど

散々な「出来ばえ」でした(笑)



もちろん

「台本」というものがきちんとあって

事前に内容を把握しているワケですが



人って緊張すると

早口になったり、言葉をかんだり

間違えちゃったりするんですよね。



しかし、良いのか悪いのか

今回はあまり緊張しなかったんですよね。



それはいったい何故なのか?

いくつか「理由」を考えてみました。



もしこれに「普遍性」があれば

今後の私の人生にとって

プラスに働きそうなテーマです。



なぜ今回は「緊張」しなかったのか?


まずタイミング的に

人前に「慣れていた」こと。



土曜日の結婚式での

「友人代表スピーチ」の経験。



2月にセミナー講師として

西京銀行さんで行なった

「飲食店向け販促セミナー」への登壇。



短い期間に

大きな「舞台」を経験して

「人前」に慣れていたから。



ということで

「緊張との向き合い方」として

第1は、何度か経験して「慣れる」こと。



「その経験を1回だってしたくないんだよ!」


という声が聞こえてきそうですね。



分かります。

「あがり症」の私だってそうですから。



なぜ何度か経験すると

慣れてきて「緊張」がやわらぐのかと言うと

「なんとかなるかも」という

「自己効力感」が芽生えるからではないでしょうか。



第2に「練習する」こと
「シミュレーションする」こと。



何度も練習して自信を持てれば

「緊張との向き合い方」第1法則の

「慣れる」と同じように

「自己効力感」が生まれるはず。



また、人前に立つ「場所」や「場面」、

あなたを見つめる「人たち」を

具体的にイメージできればできるほど

「慣れる」と同様の効果が得られるでしょう。



第3は、「腹式呼吸」です。


そんなこと言っても

人前に立つ場面を何度「経験」しても

どれほど入念に「練習」「シミュレーション」しても

ちっとも「緊張」から逃れられない人は

最後に「腹式呼吸」を試してみましょう。



「腹式呼吸」とは

よく言う「深呼吸」と同じ。



たとえば

「ヨガ」ではお腹をへこませた

「腹式呼吸」を重視しますし



「空手」など武道全般でも

「丹田呼吸」などの呼吸法が存在します。



また、

臨済宗「中興の祖」と称される

江戸中期の「白隠禅師」は


「心は心をもって

  制することはできない、

   呼吸をもって心身を養え」


と言ったとされています。



要するに


心をコントロールすることは

私たちにはなかなか難しいから

呼吸法によって「平常心」を保とう、


というワケです。



いかがでしょうか?



私の経験だと

この3つがしっかり実践できていれば

大抵の大きな「舞台」でも

適度な緊張感で臨めるのでは?



「なんだー、当たり前のことばっかじゃん!」

なんて言わないでください。



「緊張との向き合い方」において

1番難しいのは何よりこの3つを

きちんと実践することなんですから。



たとえば、野球において

私たちの「わかっている」と

イチロー選手の

「わかっている」や「できる」は

まったくレベルが違うはずですから。



ただ、言えるのは

この3つを繰り返し、繰り返し

自分の中に落とし込んで「熟達」すれば



必ず「白隠禅師」や

「イチロー選手」のような境地に

たどり着けるものと私は心から信じています。



「小さなことを積み重ねることが、
 とんでもないところに行くただひとつの道」
               イチロー


ですね。



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日報コンサルタント 伊藤博紀

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