第70回　「体験談」はお客様からの「証言」である

「まさか自分の髪の毛がこんなことになるなんて！」

「自分の髪の毛が

　『猫っ毛』だったなんて夢にも思いませんでした。」

それは、スタイリストさんに

ワックスをつけてもらう時でした。

「伊藤さんって『猫っ毛』だから

　油分の多いワックスじゃなくて

　油分の少ないマット系のワックスを使った方が

　髪の毛の『立ち』と『持ち』が良くなりますよ！」

って。衝撃でした。

「私はもともと野球部で坊主だったので

　髪の毛が直毛で固いという

　イメージをずっと持っていました。」

「でも、年齢によって

　髪質って変わってくるもんなんですね。

　確かに言われてみればセットしても

　しばらく経つと髪の毛が寝てくるんです。」

「こんなに的確に髪の毛、セットの

　アドバイスをしてくれる人は

　今までいませんでした。

　もう一生このサロンに通おうと思います！」

いかがでしょうか？

これが「体験談」です。

「体験談」があれば

サービスを受けている臨場感が伝わるし

何よりもお客様からの「証言」なので

一気に信頼度が高まりますよね。

ちなみに

わが「日報ステーション」でも

「体験談」「お客様の声」「実績」と

呼べるものをホームページに掲載しています。

「販促」の世界では基本的に

・お客様は信じてくれない

・お客様はなかなか動かない

を前提にして

動いていく必要があるので

「体験談」や「お客様の声」は

ぜひとも集めておきたいピースの１つ。

ではどうやって

集めればいいのか？

ただ、アンケート用紙を渡して

「思ったことを書いてくださいね」

ってお客様に伝えても

望んだとおりの

回答が集まらないのは目に見えています。

ですから

集客・販促に効果のありそうな

お客様に書いてほしいことを

事前にこちらで考えて

そこから逆算して

「どのように質問すれば

　お客様が期待通りに答えてくれるか？」

を考えていくのがベターではないでしょうか。

たとえば、ほしい回答が

「他店・他社との違い」であれば

「今まで使っていたものと

　具体的にどこが違いましたか？」

と聞いてみたり、

満足の「度合い」がほしければ

「今回のサービスにはどのくらい満足されましたか？

　　また、紹介するならどなたに紹介していただけますか？」

と少し誘導することだってできる。

まとめると

「体験談」を集めることで

商品・サービスの信頼度を

高めることができること。

そして

集まる「体験談」の

内容・質は、聞き方次第であること。

あなたもご自身のビジネスの

「体験談」をたくさん集めて

顧客づくりを万全なものにしてくださいね。

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日報コンサルタント　伊藤博紀

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