第67回 「お土産」作戦で印象に残す

「伊藤さん、これ東京土産。」



「定期面談」の際に

クライアントさんから

東京出張の「お土産」を頂戴しました♪



それも高級羊羹の「とらや」。

東京土産の代名詞の1つですよね。



やっぱり「お土産」もらうと嬉しい。

予想外の「サプライズ感」と

地元では手に入らない「レア感」。



こうやって考えてみると

「お土産」作戦は「販促」にも

活用できるんじゃないでしょうか。



「お土産」を上手に活用していたのが

株式会社エーピーカンパニー運営の

地鶏居酒屋チェーン「塚田農場」。



インパクトある「メニュー」と

来店回数により「肩書」が変わる

「名刺システム」など独自の接客が話題となり

大人気の居酒屋チェーンとなりました。



「塚田農場」では「お通し」として

自社・提携農家でとれた新鮮な野菜に

「秘伝の壺みそ」を添えて提供しています。



私が利用したときは「お通し」に

新鮮で大きなキュウリに

「秘伝の壺みそ」が添えられて


「塚田農場」のコンセプトが

びんびん伝わってきたのでした。



3万食売れた「月見ステーキ」、

「地鶏のイタリアンソースがけ」(当時)など



他店では見ない

独創的なメニューに感心・満足して

会計を済ませ退店しようと

店を後にする私を呼び止めるスタッフ。



振り返ると


「これ、お通しで出した【秘伝の壺みそ】。
 良かったら持って帰って食べてください。」


と小さなタッパーに入れた

「秘伝の壺みそ」を手渡されたんです。



会計を済ませた後で

気がゆるんで無防備だったので

このときの印象が

今でも鮮明に焼き付いています。



会計時に、同時に渡せばいいものを

お客を「無防備」にするために

わざわざ数秒待っている印象を持ちました。



つまり、計画的に「サプライズ」を
演出してるんじゃないかってこと!



結局、ドジな私は

宿泊したホテルに「秘伝の壺みそ」を

忘れて帰ってきてしまって

食べずじまいだったのですが



私の「塚田農場」に対する印象は

今でもかなり良いままです。



「終わり良ければすべて良し」


なんて言いますが本当にその通り。



それまでの「印象」が

良かろうと悪かろうと

「終わり」の印象がダメなら

すべては台無しというワケです。



もっと言えば、私たち人間には

「記憶の初頭効果」といって


最初に示された特性が
「印象」に残りやすく、
後の評価に大きな影響を与える、


という心理傾向があるようです。



また、「記憶の新近効果」は

最後に示された特性が「印象」に残りやすく、
後の判断に大きな影響を与える、という


さきほど話題にした

「終わり良ければすべて良し」のことですね。



要するに「塚田農場」は

「記憶の初頭効果」と「記憶の新近効果」を

ダブルで使って私の好印象を獲得したということ。



これは私たちの人間関係でも

どんなビジネスでも広範囲で利用できそうですよね。



「最初」と「最後」にインパクト!

ぜひ心掛けていきたいですね



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日報コンサルタント 伊藤博紀

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