第61回 創業者と後継者

「いつまでたっても
 親は親、子供は子供」



なんて言ったりしますが

これはビジネスでも同じ。



先日、創業者と

その子供、つまり後継者の

親子からの相談を受けました。



創業者によれば

はじめて自分が開業したとき

なかなか上手くいかなくて

生きるか死ぬかの覚悟で

経営をしていたと。



そして、業態を少し変更して

今のビジネスが大きく発展したんだ、と。



「こいつ(息子)には覚悟がない。

 やりたいことが見つからないからって

 仕事を継ぐことに決めて県外に修行に出たけど

 戻ってきても何をしたらいいか分からない。

 見ていて情けなくなるよ。」と。



しかし、この日の相談は

実は、後継者である息子さんからのものでした。



途中から創業者である父親が

話に混じってきて相談を聞くことになったのです。



最初に息子さんから相談を聞いているとき

自分なりにビジネスの課題を理解されていました。


・お客様が減ってきていること。

・とくに若い人の来店が少ないこと

・店舗が老朽化していること


などなど。



それに対して

後継者が新しい商品を開発して

ラインナップに加えていたりと

現状を変えるために新しいことに

チャレンジもしています。



後継者は後継者で

精いっぱいやっているんです。



でも、

ゼロからビジネスを立ち上げた

創業者からしてみれば

何もかも心配なんでしょうね。



課題である「集客」に対して

お金をそんなにかけなくても

効果の出るアドバイスをさせていただき

創業者にこう言いました。



「息子さんはいま変わろうと

 決断したところなので

 その気持ちを尊重してあげてほしい」と。



息子さんは31歳。

結婚して子供も生まれ

ちょうど父親である創業者が

ビジネスを起こした年齢と一緒です。



これから息子さんは

ビジネスの波に揉まれながら

大きく羽ばたこうとしているのでしょう。



でも、そんなときに1人だと不安だし

サポートしてくれる日報コンサルタントがいれば

安心してチャレンジできるんではないですか?と。



私もいままで

何人もの後継者をサポートしてきています。



そこで感じるのが

創業者と後継者がなかなか上手くいかないこと。



しかも、親子である場合も多いから

いろんな感情が入り混じってしまう。



そういう場合、

第三者が客観的にサポートした方が

良い場合も多いんじゃないかなと思ったりします。



創業者も後継者も

ビジネスを愛する気持ちは同じ。

上手くベクトルを合わせて

相乗効果を発揮していきたいですね。



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日報コンサルタント 伊藤博紀

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