第386回 「ファッション」の本質をビジネスに活かす。
内面なんて、実は見えないから。
先週は
福岡の馴染みのショップで
洋服をたくさん買いました。
ちょうどブランドの
SSシーズンの「立ち上げ」で
シーズンの1/3とか半分くらいは
この時期にリリースされるんです。
そもそも
どうして私は昔から
洋服に大金をはたいてきたのか。
多分、
もともと自分に自信がない
タイプなんですね。
だから、
洋服を身にまとうことで
センスが良い自分、
仕立ての良い服を着ている自分、
特定のグループに属している自分を
「演出」して安心していたい。
だから、
洋服に「こだわり」が
あるんだと思います。
私だけでなく
人類の歴史から
ファッションは切り離せません。
大昔の階層社会から
現代のスクールカーストに至るまで
私たち人類は、
身に付けている服飾品、
着こなしのセンスが良いかどうかで
人を判断したり、
「ランク付け」したりしてきました。
良いかどうかは別にして
私たちが集団社会を生き抜くのに
ある種の「シグナリング」を活用することが
便利だったのは否定できませんよね。
ここで、
「シグナリング」とは
取引やコミュニケーションの際に
情報を多く持っている側が
情報が少ない側に情報を提供して
安心してもらおうとする行為のこと。
難しい言い方をすれば
「情報の非対称性」から起こる
「逆選択」を防ぐの行為のこと。
要するに、
失敗しないために
それと分かる「目印」を作るんですね。
たとえば、
美男美女というのは
外見が
シンメトリー(左右対称)で
それが遺伝子的に優れているという
シグナルになっていると生物学的に言われているし、
「ファッション」は
豊かさや社会的地位のシグナル、
「センスの良さ」は
時流をつかむ能力の
シグナルなのかもしれません。
ね、
なんとなく
分かりますよね。
逆に言えば、
私のように本当はそうでなくても
「シグナリング」を利用して
自分を「過大」に見せることだって可能。
これって
ビジネスでも全く同じですよね。
たとえば
きちんとデザインされた
「ロゴマーク」や「パッケージ」があれば
なんとなくしっかりした商品に見えるし、
逆に、
古臭いデザイン、
古臭い素材・材質のままだと
良い商品でも色褪せて見えてしまう。
あなたの会社の
商品・サービスは
損していませんか?
素っ裸で
ディスプレイされていませんか?
もしそうなら
「身なり」整えてみませんか?
………………………………………………………………………
日報コンサルタント 伊藤博紀
※「応援日報」サービスのお問合せは
(株)日報ステーション TEL 083-976-4124 まで
ホームページ: http://nippo-st.com/
メルマガ :「なかづか日報 一日一語」
↓↓↓登録は下記より↓↓↓
http://nippo-st.com/magazine01.html
………………………………………………………………………
0コメント