第283回 「他責か、自責か?」

「他責思考」は

成長のチャンスを逃してしまう。



毎週日曜日の早朝に

TBS系列で放送されている



生活情報バラエティ番組、

「がっちりマンデー」を観て

10年以上前のことを思い出しました。



私がコンビニチェーンの

本部社員として店長をしていた時

ある棚卸し専門会社に

毎月の「棚卸し」をお願いしていました。



ご存知のように

コンビニは24時間営業なので

自前スタッフで「棚卸し」作業をするのは

営業的にも、人件費的にも負担が大きいのです。



その「棚卸し」専門会社は


・リーダー格の社員

・パートリーダー的なスタッフ

・学生、フリーターなどの

 アルバイトスタッフが3名程度



の5、6名のチーム体制で

1台のワゴンに乗り合わせてやって来て

いつも手際よく作業をしてくれていました。



1人1人がハンディ端末を持って

飲料、タバコなどカテゴリーで分担して

一品一品カウントしていき、

ものの数時間で作業は終了です。



私がいつも感心していたのは

その会社のスタッフさん達の

挨拶の声の大きさ。



どういうことかと言うと、

来店されるお客様にとっては

取引業者とはいえ彼らも一見

コンビニ側のスタッフのように見えるので



無愛想に作業していたり

大切に扱われなかったりしたら

決して気持ちのいいものではありません。



そこで、

彼らはお客様が入店される度に



とても明るく元気な声で

「いらっしゃいませー」

と声かけしてくれるのです。



はっきり言って

私たちコンビニスタッフより

元気で大きな挨拶なのです。



当時、

ダメ店長だった私は



その会社のスタッフさんの

挨拶を引き合いに出し


「オレたちが負けてちゃいけないよね。」


と叱咤激励するのですが



何のことはない、

店長の私の指導の至らなさ、

店長である私の商売に向き合う姿勢が

足りていなかっただけなのです。



そこで、

スタッフを責めるなんて

お門違いも甚だしいというもの。



その空気感が

店に蔓延するから

スタッフ達の挨拶の声が小さいのです。



すべては

責任者である私の

商売への姿勢が招いた結果。



何かの責任を

人のせいにするのは簡単ですが

自分の「関わり方」を変えれば

違った結果が期待できるのではないか。



そんな風に考える

キッカケとなった出来事でした。



「他責か、自責か?」



これもビジネスを成長させるのに

大切な「判断基準」の1つですよね。

心掛けていきたいものですね。



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日報コンサルタント 伊藤博紀

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