第245回 「慣れ」が「だれ」になる
古今東西、人間が失敗するパターンの1つ
人間同じことを
何度も繰り返していると
だいたい飽きて来ちゃいますよね。
一般的に、
私たちは単純な作業を
反復することが嫌いな生き物。
いまだから白状しますけど
私がコンビニの本部社員だった頃、
毎日の「発注」とか
毎月の「棚卸し」「シフト作成」だとか
「めんどくさいなー」と感じている時期がありました。
そんな風に感じると
人って間違いなく
楽をしようとするんですよね。
「~かもしれない」という仮説じゃなく
「~だろう」という思い込みで
重要な経営判断をしてしまい
ビジネスをリスクに晒してしまいます。
私の場合は、
直営店担当のエリアマネージャーから
厳しい指摘を受けたりして
大事には至りませんでしたが
誰も指摘してくれない立場の
経営者の方なんかは注意が必要じゃないでしょうか。
これは何も単純作業に限らなくて
たとえ複雑なことでも何度も繰り返していると
次第に慣れてしまって「何も考えず」に
出来るようになったりするものですよね。
この「何も考えず」に
というところに大きな落とし穴があります。
どういうことかと言うと
思考や作業を何度も反復し、
パターン化しているうちに
次第に
そもそもの「目的」を忘れて
それを叶えるための「手段」が
「目的」にすり替わってしまう現象が
起こりがちだからです。。
いわゆる
「手段」の「目的化」です。
たとえば、
「日報」を書く場合でも
そもそもの「目的」は
ビジネスでも予習と復習を
きちんとして成果を出そうということ。
そのために
1日の始まりや前日の寝る前に
ヌケモレが発生しないように
やるべきことのリストアップをして
ビジネスの中で
「気付き」をきちんと書き出し
その日の「評価」をして振り返る。
そしてまた、翌日からの行動に反映する。
それが「日報」を書くということです。
しかし、
「日報」を続けているうちに
そもそもの「目的」を忘れてしまって
ただ漫然と
1日の終わりに
「結果」を記入するだけの
経過報告の「日報」になってしまう。
これでは成果につながるはずがありません。
要するに、「慣れ」が「だれ」を生んでいるワケです。
「そもそも何のためにやっているのか?」
この問いかけを
自分に対して常に投げかけるようにしたいですね。
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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