第49回 シズル感とは何か?
ナイフを入れた断面から
じゅわ~っとあふれ出る旨みたっぷりの肉汁。
持ち上げるとホロッと崩れるほどのやわらかさ。
どうでしょう?
なんだか美味しそうな気がしてきませんか?
(もっとピッタリの写真があれば…)
広告やデザインの世界では
こういった表現や画像のことを
「シズル感」と言ったりします。
「シズル感」とは英語の擬音語で、
肉を焼く時の「ジュージュー」いう音のこと。
そこから転じて、
人の感覚を刺激する表現のことを指し、
広告やデザインの世界では「瑞々しさ」
というような意味で使われたりします。
果物や料理の写真に
この「シズル感」があるのとないのとでは
反応率に大きな差が出てしまいます。
とくに今の時代は
「インスタ映え」という言葉が象徴するように
たった1枚の写真がSNSなどで拡散されて
大きな威力を持つ時代ですよね。
「食べて美味しい」の前に
「見て美味しい」が求められているのでしょう。
たとえば
料理専門のプロカメラマンは
シズル感を表現するのに
さまざまな技法を使うようです。
たとえば
「瑞々しさ」を出すために
「霧吹き」で水を吹きかけてみたり
タバコの煙で「湯気」を表現します。
メニューブックでは
すべての料理に写真をつけられない場合も多いので
メニュー名や説明文で「シズル感」を意識することが大切です。
要するに
写真でも文章でも
「人を動かす」表現を身に付けることが
ビジネスにおいて大きな「差」を
生み出すんでしょうね。
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日報コンサルタント 伊藤博紀
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